のぞみ寮通信

みぎわ館

2019/09/04

みぎわ館 46号《オープンスクール労作》

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 夏休み明けの事務室はいつもと変わらずにぎやかで、それもまた嬉しくなり、ホッとするひとときでした。海外教室に参加した2年生の二人がみんなに山のようなお菓子のお土産を持って帰ってきてくれ、「キャー!」とまたひと騒ぎ(笑)。いつも、あまりに賑やかな時は「うるさい~!」とついつい口にしてしまう私ですが、1か月ぶりのこのにぎやかさには喜びしかありません。にぎやかになっていくほど、私はワクワクし、嬉しくなってくる感じでした(笑)。やっぱりいいわ~!みんなが集って元気いっぱいって!!

 そしていつも思うのですが、事務室の一等席・赤色ソファーに座るのは1年生。ちょっと硬くて座り心地のいまいちなソファーに座るのが2・3年生なんです。これも、いいなぁと思います。1年生が自由に心地よく遠慮なく過ごせるのって理想じゃないですか?そして、1年生の間にキュキュッとお尻を入れて狭い隙間に入り込み、1年生にジャレつく先輩もいて、それもかわいくて素敵なんです。久々みんなと賑やかに過ごす事務室でのフリータイム、みぎわっ子たちがとってもかわいくて、優しくて、元気で、一緒にいるだけで面白い事・嬉しい事・元気になれる事などが本当にたくさんあるなぁと気づかされています。幸せ~!

 

 

 

《オープンスクール労作》

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 夏休み最後の土曜日にオープンスクールが行われました。その翌日の日曜日が帰寮日だったのですが、50名近いのぞみ寮生達がオープンスクール労作をしてくれるため、その準備に力を貸してくれるために金曜日のお昼から帰寮してきてくれました。貴重なはずの最後二日間の夏休みを、労作に費やしてくれるのぞみ寮生の心の在り様に、私の心がとっても温かくなりました。また、その働きもとってもステキだったのです。

 ランチのサポートから始まった労作。持ち前のステキな笑顔満開で、誘導してくれたり、食事を渡してくれたり。食べ終わった食器類を「お下げしましょうか!?」と中学生やそのご家族にどんどん声もかけてくれていました。その後の学校案内、寮案内もどんなに力が入ったことか!寮案内においては、時間制限しないと1時間でも2時間でも話しているんじゃないかと思うほどの熱弁ぶり(笑)。自分の暮らしている場所をそんなに熱く語れるみぎわっ子に、オープンスクール中にもかかわらずウルっときてしまう私がいました(いや、本当に。)。

 ランチサポート中の出来事です。小さな男の子(3歳くらいだったのかなぁ!?)が一人で頑張ってお盆を持って歩いている横に寄り添い、ひっくり返さないようにと席までいい距離感で同伴してくれているみぎわっ子3年生K・Yさんの姿がありました。男の子のやりたい気持ちを大切にしながら、その達成をサポートする姿はとってもほほえましかったです。食事後、その男の子は真っ先にYさんのところに来て「もう食べられない!」とかわいい小さな歯型がいっぱいついたパンを差し出していました(笑)。「は~い」と笑顔で受け取るYさん。それを見ていた周りの寮生たちは「いいなぁ!」と(笑)。「Yにだから持って来たんだね。Yが寄り添ってたことを小さくてもわかってるんだね。人間関係の大事なことを教えてもらったわ~!」なんて口にしあっていました。本当に、その通り!そんな寄り添い方が出来るYさん、ステキ!そしてそんな気づきの出来るみんなも、とってもステキ!やっぱり、のぞみ寮生ってめちゃめちゃステキです。

 労作後、1年生のRさんに労作をしてみての感想を聞きました。すると、「楽しかった!」とのこと。「去年私も夏のオープンスクールに来て、敬和受験を迷っていたのに、労作してる先輩を見て、入寮しようと思ったんですよ。だから、私も去年の自分みたいな人がいれば何か力になりたいと思っていたんだけど、上手く出来たかなぁ……。」と。いやもう、その気持ちに感激です。「出来たよ、出来た!出来た!力かしてくれてありがとうね!」とつい大きな声で叫んでしまいました(笑)。

 喜んで働いてくれるのぞみ寮生達。喜んで自分の時間を人のために使ってくれるのぞみ寮生達。自分のしてもらって嬉しかったことやしてほしいことを人にしてあげられるのぞみ寮生達。本当に素敵です。これって、「隣人を愛すること」そのものだ思います。すごいなぁ、みんな!