のぞみ寮通信

みぎわ館

2019/07/26

みぎわ館 42号《女子寮合同夏祭り》

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 女子寮合同の夏祭りが7月14日(日)の夜に行なわれました。小菅先生が完全プロデュースしてくださり、前日からめぐみっ子たちと一緒に準備をしていてくれたのです!一緒に夏祭りしよう!と誘ってもらったみぎわっ子たちも私も大喜び。花火をみんなでするんだと思っていた私たち。もちろんそれだけで充分ワクワクしていたのですが、いざ始まってみると小菅先生とめぐみっ子たちが前日一生懸命作った紫蘇ジュースや大量のちまきまでもが振舞われ、大歓声がおこりました。笹の香りが爽やかで、もちもちの手作りちまきの美味しい事!花火そっちのけでおやつコーナーに入りびたりの人もいましたが(笑)、みんなでした花火は格別でした。

migiwa042_12 花火をするのに、準備したろうそくにうまく火が点かず、点いてもキープできずで、チャッカマンから直接火を取り、その火を「みんなで回して~~!」と声を掛けていましたが、めぐみっ子もみぎわっ子も人の花火にうっとり。2~3人の花火をみんなで眺め、キャーキャー言い、撮影会をし、それが消えてハッと「火がない!」と叫び、またチャッカマンから点火する……の繰り返し(笑)。でも、これがまた素敵だなぁと思わされたのです。
 自分の事ばっかりや、自分の満足だけを求めているのではなく、「仲間と共に」楽しむことが出来る人たちだからこそ、人の喜びも自分の喜びとできるのぞみ寮生達だからこそ、自分が花火をするのが一番でなく、人の手元の花火も楽しめるんだろうなと感じました。「我先に」が当たり前になっているように感じる世の中で、みんなの空気感や時間の流れってとっても大切だと思います。心から人と共に喜び・泣けることって、平和への大きな・大きな第一歩なんだとハタっと気づかされた時間ともなりました。

 

 

 

 

《誕生者祝福》

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 のぞみ寮の全体礼拝時に、みんなで誕生者をお祝いする「誕生者祝福」がありますが、みぎわ館内でも、今日誕生日を迎えた仲間がいます!と館内で誕生者祝福をいつも行っています。みんなで立って、誕生者の方を向いて「Happy birthday to you♪」を歌い、誕生者が一年の抱負を語り、みんなで拍手をして祝うものです。歌って祝われている時の恥ずかしそうなんだけど、嬉しそうなみぎわっ子の顔や、自分の抱負を真面目に語るみんなの姿に私はいっつも!涙が出そうになります。だって、みんな入寮の時には見せなかった姿だからです。緊張の面持ちで固~くなっていたあの人もこの人も、リラックスしてニコニコし、人前で語ることなど苦手中の苦手だと言って礼拝のお話が超高いハードルだったあの人もこの人も、「新たな一年の抱負を教えてください!」の言葉に、考える事2~3秒でスラスラ語り、決まって最後に「ありがとうございます。」と締めくくっています。この「ありがとうございます。」は決まり文句のようでもありますが、いつもそこには心があるように聞こえるのもグッとくる理由の一つです。そしてこの祝福式、締めはみんなからのメッセージ色紙(しかも、色紙自体も手作りなんです!)を同室のメンバーが「おめでとう!」と言って渡してくれることです。誕生者を想い、色紙のデザインを考えるところからしているのだそうです。
 「プレゼントは手作りがいい。作ってくれている間もずっと私の事を思って作っていてくれるってことでしょ?私の事を考えている時間がそれだけあったってことでしょ?プレゼントとその時間もプレゼントだよね。だからプレゼントはお金のかかっている物ではなくて、手作りが嬉しい。」と語ってくれたみぎわっ子がいた事を思い出しました。

 

 

 

《夏休み前の大掃除》

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 長期休み前恒例の大掃除が7月15日16日に行われました。毎月定期的に行っている大掃除ですが、長期休み前になるといつも以上に丁寧にやってくれるのがみぎわ館の整美委員3人とみぎわっ子たち。今回の大掃除はいつもとはちょっと異なり、掃除分担場所をあみだくじで決めるところから始まっていました。いつもは整美委員が分担決めを事前にしているのですが、自分たちで決める、こんな形もいいなぁと思います。
 さて、掃除が始まると楽しく、でも丁寧に一生懸命をモットーに取り組んでくれるのがみぎわっ子。軽快な音楽が館内中に流れているのですが、一緒に大声で歌いながらしている人がいたり、窓を拭きながらクネクネと踊っている人がいたり。大量のゴミ捨てに当たった人たちは、暗いのが怖いと静かなゴミステーションまでの道のりを大声でアカペラ合唱しながら行って帰って何往復も……(笑)。夜に外を歩けるとか、星がきれい!とか、夜のゴミステーション道を喜ぶみぎわっ子もいるのですが、今回のメンバーは暗いの苦手な人たちが偶然にも集まってしまったようでした。でもこのアカペラ合唱、その時たまたま表で保護者の方と立ち話をしていた私は爆笑してしまいました。うまいとか下手とかではなく、とにかく大声。音程とか関係なく、とにかく大声。歌いながらも吹き出しちゃうんじゃないかと思いましたが、本人たちはいたって真面目。録音してたらみなさんに聞かせたかった(笑)くらいです。みぎわっ子たち、礼拝時の賛美の声はとってもきれいなんです。だから余計にそのギャップで笑ってしまいましたし、その場に居合わせられてラッキーだった私です。
 大掃除2DAYSって、耳にするだけでは「大変そう!」と思いがちですが、普通は「大変」なことも楽しくやりこなすみぎわっ子の心意気に、さすが!と思わせてもらった時間となりました。