自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2019/07/10
麻婆丼・春雨サラダ・中華スープ・牛乳・杏仁豆腐
春雨サラダの春雨は「しとしとと静かに降る雨で、細く糸をひくように降る雨」という意味の「春の雨」が名前の由来とされています。春の雨には他にも、「桜の花が咲く頃に降る雨」の「桜雨」。「春のにわか雨」の「春時雨」という言葉もあります。雨という言葉ひとつとってもバリエーションは豊富で、春の雨のように様々な言葉と出会うたびに「これは俳句に使えるのではないか。」という見方をしてしまいます。
去年から俳句に親しむ機会をいただき、いくつか俳句を作ってきました。私が俳句を作る上で意識しているのは、読む人をひきつける「言葉選び」です。俳句をきっかけに言葉に興味を持つようになりました。また、過去の実体験や何気ない景色にも何かヒントが隠れているのではないかと意識して生活するようになりました。作り始めて間もない頃は自分の頭の中だけでこねくりまわし、面白みのない堅苦しい俳句しかできませんでした。学ぶこと、関心を持つことから逃げていました。他の先生方から刺激を受け、まずは言葉を調べてみることから始めました。ひとつの言葉をきっかけに初めて聞くような言葉に出会う、過去の実体験を思い出し、使いたい季語に重ね合わせる、心を落ち着かせ、普段では注目しないような視点で景色を見てみると、柔軟な考え方ができるようになります。少しずつですが、納得のいく俳句が作れるようになってきました。
たまにはテーブル席を離れ、景色の見える窓際の席でランチを食べると、いつもとは違う景色が見えてくるかもしれません。
(S.KⅡ)