自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2019/06/04
礼拝のお話
「信頼と信用」
U・T君(光風館1年 新潟市出身)
前回のお話の時体調を崩してしまいましたので、今日お話させて頂きます。話の内容ですが、この寮に来た理由を話そうと思ったんですが、事情があるので話しづらく、名前の由来を話そうと思ったんですが、それでは一瞬で終わってしまうので、僕なりに最近考えたことを話させていただきます。
皆さんは自分んが困った時、周りの人を信じて頼ることができますか?または、人に信じて頼られたりしますか?信じるという言葉の真意は、二つに分けられると思います。「信用」と「信頼」です。この二つは若干意味が違うと思います。「信用」は条件を付けて相手を信じることを指していて、「信頼」は無条件で理由なく相手を信じることを指しているように、僕は思います。例えば、信用は「これならあいつを信用できるな」という感じで使い、信頼は「あいつを信頼して頼もう」という感じで使います。
多くの人は、あまり意味を区別せずに使っていると思います。ところで、皆さんは誰かを信頼しているでしょうか?誰かから信頼されているでしょうか?人を信頼できるという事は、それは強さだと私は思っています。僕は信頼されていると思っています。また、信頼できる人もいます。誰かを信用ではなく信頼関係の中でかかわっていく方が、よりよい関係を作れると思います。
しかし、時として誰も信頼できていないと感じることがあります。けれどそれでいいことは一切ありませんでした。先生も普段から「みんなを信頼している」と言ってくれます。だから僕も、先生や仲間を信頼し寮生活をより良いものにしていきたいと思います。
いよいよフェスティバルが近づいてきましたが、寮はいつも通りの日常を送っています。しかし、いろんなところで力を出し切っているのでしょう。明らかに疲れている感じはします。それでも、わちゃわちゃ集まり、相変わらず笑顔が絶えない交わりの時間がもたれています。なんとなく、そんな時間が増えてきているような気がします。時には、愚痴を言いながらガス抜きもしているようです。こんな日常も大事にしながら、大きな行事に向かっていってほしいものです。