のぞみ寮通信

みぎわ館

2019/05/28

みぎわ館 21号

《ミーティング》

migiwa021_01 migiwa021_02 migiwa021_03 migiwa021_04

 5月21日22日と連日、みぎわ館事務室にてミーティングが行われていました。21日は1年生。寮生活をする上で大切なことってなんだろうとみんなで話し合っていました。あいさつや、話を聞く姿勢、一緒に暮らす仲間へのリスペクトなど、とっても前向きに、楽しそうに話し合える1年生たち。すごいなぁ!の一言に尽きます。みんなでいろんな話をしながら、賑やかに、建設的に話し合いが出来るなんて、すごいです。ホールにいた3年生たちからも、「1年生のミーティングって、とっても楽しそうだったね!」と。一体何をしているんだろうと興味津々になるくらい、笑い声溢れるミーティングでした。

 22日は3年生たち。みぎわ館の掲示板に貼る壁新聞づくりをしていたようです。模造紙を前に、「どんなふうにする?」「折り紙使う?」「私たちの自己紹介書く?」と次々に案が出てきます。さすが、3年生たちです。みんなで集まって、ワイワイ何かを楽しくする。疲れた顔の人さえも笑顔になります。仲間が集える喜びをたっぷり味わってほしいなぁと思います。

 ちなみに私も自己紹介を書かせてもらいました。生年月日の欄に平成5年と書いたところ、「ねぇ!何書いてるの!!昭和5年の間違いでしょ!」と手厳しいつっこみが……(笑)。私のボケにもタイミングよく突っ込んでくれるみぎわっ子たち。それにしてもみんな、最近、突っ込みの腕、あげたかもね。。。

 

 

 

《教育実習生がやってきました!》

migiwa021_12 migiwa021_13

migiwa021_11 5月24日から教育実習生46回生のS.Hさんがやってきました!みんなに事前にお知らせするのをすっかり忘れていた私です。前日の礼拝後に「あ!」と思い出し、報告しました。「明日から実習生が来ます!」「やった~~~~!」と拍手喝采。大歓迎のみぎわっ子たち。実習生はきっと、始まる実習や初めて出会うみぎわっ子たちに楽しみな反面不安もいっぱいのはず。でも、こんなにも楽しみにしていると知ったら絶対に嬉しいし安心するはずです。みぎわ館での懐かしい生活を思い出しながら、今のみぎわっ子たちとの生活を存分に味わってほしいなぁと思います。そしてもちろん、みぎわっ子たちも実習生の先生と貴重な時間を堪能してほしいと思っています!!

 

 実習生を迎えての最初の週末、事務室に行くとテレビを見たり、お菓子を食べたり、マッサージをしあったりとそれぞれ好きなようにしながら、一緒の時間を楽しんでいたみぎわっ子たち。好き~、この雰囲気!と思っていたら、そこには実習生のHさんも!馴染みすぎててわからなかったほどです(笑)。そのHさんがこんな事をはなしてくれました。「初日からそうだったんだけど、みんな私をほっとかず輪に入れてくれるんです。一人二人ではなく、集団で私を仲間にしてくれるんです。嬉しいです。私の方が様子を見ながら輪に入っていかないとだな…と思っていたのに、みんなの方がほっとかないんです。すごいですね。嬉しいです!」と。きっと今みぎわ館で一番不安なのはHさんでしょう。その人を自然と大事にできるみぎわっ子たちの心の温かさに私の心まで満たされました。みんな、やっぱり素敵だわ~!

migiwa021_14

 

 

《礼拝のお話》

2年 H.A 新潟市長岡市出身

「とっても不便で、とっても温かい」

 

 もう1か月も前の話になってしまいましたが、寮祭お疲れさまでした。今年のみぎわ館の出し物はどうでしたか?「みぎわ館、よかったよ!」「自己紹介面白かったね!」など沢山の温かい言葉をいただきました。本当に嬉しかったです。しかし、実を言うと、寮祭1か月前の51回生には、滞りなく寮祭の出し物を終えられることなど想像できませんでした。

 春休み前にミーティングを行い、台本のテーマを決め、役割分担をしました。台本係はSNSで連絡をしあい、そこで決めた内容を51回生のグループラインで送り合い、話し合う形を取りました。段取りバッチリだと思っていたので、春休み明けにはすぐに出し物練習が行えると思っていました。しかし、SNSを使うと、読んでいる人読んでいない人がいたり、言葉のニュアンスが伝わらず喧嘩になりそうになったりしました。そして春休みが明け、ミーティングをしましたが、ちゃんとした話し合いなど出来る訳などなく……集まって意見交換するものの、雲行きは怪しくなっていきました。4月の初めはみんな忙しく、うまくいかないことにストレスが溜まり、我慢しきれず、話し合いに悪い空気を流す人、具合が悪いのにムリヤリ話し合いに参加して空回りする人、そんな仲間を理解できずイライラする人など、話し合えども・話し合えども悪くなる一方でした。

 日にちはどんどん過ぎて行き、もう時間がない!と思って一部の人たちで決めると、なんで勝手に決めるのか!となるし、もうどうしていいのか分からず悩みました。「もういっそうの事、一からテーマを変えようか。」と私がボソッと口にしたのを聞いていた仲間が「そうしよう!」と言ってくれました。そこから、たくさんの案がみんなから出て、台本作りがはかどり始めたのです。4度も台本を書き直し、たくさんケンカをして練習解禁2日前にやっと完成しました。

 ここから改めて学んだこと、それは面と向かって話すことの大切さです。今まで何度も言われてきたことですが、改めて実感しました。SNSの会話には表情も言葉のニュアンスも温度も何も伝わりません。どんなに忙しくても、時間がなくても、面と向かって話すことが一番理解し合えること、しっかり伝えられる方法なのだと感じました。スマホが無い寮生活、SNSのない寮生活はとっても不便でとっても温かい。それも再認識できました。残り半分の寮生活、みんなとたっぷり面と向かって話し合い、不便で温かいここの生活をしっかり楽しんでいきたいと思います。