のぞみ寮通信

光風館

2019/05/21

光風 16号

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 一年生初めてのミーティングの様子です。テストが終わりほっと一息するかと思いきや、一年生から「今日、ミーティングしていいですか?」と申し出がありました。初めてのミーティングで、もっとまじめな顔をしながら話し合っているのかと思いきや、とっても和やかな雰囲気で円になって話し合っていました。そこにすごく一体感を感じ、10人と少ない人数ですが、これからが本当に楽しみな学年になっています。これからもいっぱいミーティングを開き、笑い、時には意見をぶつけ合いながら、互いの意見を尊重し合える関係を作って欲しいものです。

 

 

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 いつでもどこでも寝れます。大いびきをかきながら、周りがどんなに騒がしかろうが、関係ありません。声もかけましたが、爆睡です。この日は明日学校のないフリーの日。温かくなってきたので、このまま朝までここでそっとしておきました。

 

 

 

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 あの夜の勉強ネタ以来、彼の写真を載せていなかったからでしょうか?やたらにアピールしてくるので、仕方ない、名古屋のご両親に楽しんでもらいましょう。テストが終わっても、頑張ってます。ほぼ毎日勉強しています。しかし、あまりじっとしている感じはしません。いつも何かを口にしながら、なんだかとても楽しそうです。先日はK大学まで英検の講座を受けに行きました。やる気は本気です。彼なりの努力はMaxです。あとは結果に期待しましょう。お父さん、お母さん楽しみにしていてください。

 

 

 

 

礼拝のお話

「人生を豊かにしてくれた3つのもの」

 光風館1年T・E君(茨城県出身)

 皆さんは人生を見つめ直し、自分の人生で何と向き合ってきたか考えたことはありましたか?僕はランキングをつけると僕の一位は神様、キリスト教。2位は家族。3位が音楽。です。

 詳しく説明すると神様と向かってきたというと、僕はクリスチャンホームで生まれ、僕の両親は敬和学園のチャペルで出会ったらしいです。僕は病気やめったなことがない限り、毎週教会に通い始めました。そこで僕は祈るという事を覚え、つらい時にすると自然にその苦しみが楽になるという経験を重ねてきました。僕は本当に神様に感謝しています。この敬和学園に来てびっくりしたことがありました。予想はしていましたが、クリスチャンの少なさに驚きました。僕の予想ではせめて寮生の三分の一はクリスチャンがいると思っていたのに、光風館の52回生でクリスチャンは僕とK君だけしかいなくて驚きが隠せませんでした。そして通生にいたっては「なにがキリスト教だよ」や「俺イエスキリストに興味ないし」やキリスト教が嫌いなような人しかあったことがありません。そして僕の名前の由来も聖書箇所四十一章十節からとったと聞いています。僕も聖書箇所のように人に頼られるような人になりたいと思います。

kofu0016_05 次に2位の家族について話します。僕には2つ上の兄がいて、3つ下の妹がいます。僕がは小さい頃、本当に泣き虫な性格で、小学生の頃毎日のように泣いて帰ってきたりしていました。そんなときいつも支えてくれたのは家族でした。泣き止まない時はお祈りをしてくれたり、泣き止むまで話をずっと聞いてくれました。そして僕を敬和学園に入れてくれたことに感謝しています。敬和に入った理由を補足すると僕は自立できるようになりたいと思ったからです。高校受験を控えていた時は、自慢ではありませんが、学校が終わり毎日チャリを急いでこぎ、家に帰りました。帰るとすぐ部屋に戻り椅子に座り、テレビを見ながらだれかとしゃべり、さらに近くにあるパソコンでもゲームをやりながら、膝の上にタブレットを置き、そのタブレットでゲームをし、隙があったら後ろにおいてある漫画を読んだり、そこにおいてあるスケッチブックを使って絵をかいたりする。プラスお菓子を好きなだけ食うという毎日。そんなことを繰り返し続け、僕はさすがに「人間としてやばい。こんな生活をしていたら、ちゃんとした社会人になれない」と決心し敬和にきました。敬和に入るためには多額の金がかかるにもかかわらず快く許可してくれた両親。そしてそのお金の大半を払ってくれた祖父や祖母には本当に感謝しています。

 次に、3位の音楽について話します。僕はとても音楽と向き合ってきたと思います。まず初めに、ピアノとの出会いでした。僕は3歳から12歳(小6の最後)まで習っていました。最初は全く弾けずイライラしていましたが上達していくうちに達成感を味わうようになりました。ピアノを弾くと自分のモチベーションを上げることが出来ます。音楽には様々な形がありそして様々な効果があると思います。

 今から僕が、この曲のおかげで頑張れてきた、勇気づけられてきたという曲を紹介します。まず初めに紹介するのは‘king gnu’というアーティストの「白日」という曲です。この曲はテレビドラマ「イノセント」の主題歌に使われた曲です。是非聴いてみてください。

 あと音楽にはいろいろな形があって例えばさっき紹介したロックやインストロメンタルなどがあります。音楽にはそれぞれに人を色々な気持ちにさせることが出来て僕は一人でじっくり考えるときには音楽を聴くことをお勧めします。

 

 

 

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 令和へと時代が変わり、光風館の「昭和」が一つなくなりました。寮務室で使っていた「黒電」ついにお役目御免です。ナンバーディスプレーと録音機能が付いた、しかもワイアレスの子機付きです。一気に時代がワープした気分になります。これで、大事な電話をするときに、いちいち生徒たちを部屋の外に出す必要はなくなりました。私が子機をもって外に出ればいいだけです。スマホ時代の現代っ子の中には「黒電」の使い方を教えないとならない新入生がいるんです。冗談で「数字を押すんだよ」って教えたら本当に押す子もいました。新しい電話機を見た光風生からは「ハイテク!」と驚きの声。いやいや今までがアナログすぎたんです。しかし、この黒電、いったい何年使っていたんだろうか?まだまだ使えるのも事実です。昔のものって物持ち良かったんですね。新しい電話も大事に使いたいと思います。