のぞみ寮通信

光風館

2019/05/08

光風 10号

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 寮祭に来てくださり本当にありがとうございました。どうでしょう、家庭の中にいるお子さんの姿とは違う姿を見ることができたのではないでしょうか。仲間の輪の中にいる我が子の姿って、遠くから見ることは出来ても、近くから見ることはあまりできないのではないかと思います。仲間に囲まれ夕食をほおばる姿を間近で見て頂けたと思います。ガーデンパーティーができなかったのは残念ですが、普段の彼らの姿を楽しんでいただくことが何よりのごちそうという事にしておきましょう。

 さて、この寮祭のメインは何といっても1年生の出し物です。出し物だったらなんでもいいんですが、劇を行うというのが、伝統になっています。さらに、光風館はなぜか女装が必須になっています。女装で笑いを取ろうという狙いがあるんですが、劇はけっこうガチで練習しているため、その雰囲気で笑いがあまり出なかったのが残念でした。もっとフランクにやればいいんですが、今年は特にまじめに取り組んでいた気がします。

 この劇の準備ですが、新年度が始まった頃から、新米先輩たちが内容を考え、セリフを考え、振り付けをしていきます。そして、寮祭10日前ほどから、練習が解禁になるんです。解禁日を決めておかないと、新入生が寮のことを全く分からないうちから練習を始めるからです。

 なぜ入ってきたばかりの一年生に劇? 15年前、のぞみ寮に赴任してきたばかりの私は疑問に思いました。でも、彼らの姿を見ていて納得です。一年生はこの劇の練習をすることで、同じ学年の繋がりが明らかに生まれてきます。日に日に一年生同士でいる時間が増えていきます。そして何より2年生。一年生に劇の指導を通して、先輩としての自覚や教えることの難しさを体感します。2年生が先輩としてどうあるべきか考えるきっかけになるんです。劇以外でも出し物はいいんですが、それぞれの学年の成長のためには劇が一番適しているのではないでしょうか。来年にも期待をしたいです。

 さあ、光風館2019年度の歩みはここからが本番です。令和の新しい時代の大事なスタートを光風生と一緒に楽しみたいものです。