毎日の礼拝

毎日のお話

2019/04/18

東 晴也(寮長)

フィリピの信徒への手紙 1章20~21節  湾岸戦争が起こった時、私はパリに滞在していた。教会では、戦争の解決を祈る市民があふれていた。このような祈りは、今回のノートルダム大聖堂の火災でも見られている。絶望のどん底にある人ができる事は、祈る事、これしかない。真実の祈りには希望があり、後に祈りが聞き届けられたと実感する日が必ず来る。パウロも囚われの身となったが、祈りの後、奇跡が起こった事が使徒言行録で語られている。絶望のどん底にあっても、そこで終わりではなく、そこからがスタートだ。絶望の時、祈る事から始めれば、怖いものは何もない。