のぞみ寮通信

のぞみ通信

2019/01/22

今週ののぞみ寮 第83号

 毎年、新年恒例の「餅つき大会」を1月19日(土)の夕食に合わせて行いました。のぞみ寮には年季の入った石臼があり、力自慢の男子寮の寮務教師たちが力を合わせて毎年設置します。でも今年は、石臼準備まで含めた会場準備をたまたま友愛館でしゃべっていた大望館のTくんとめぐみ館のNさんがとっても気持ちよく手伝ってくれ、超!スムーズに準備することが出来ました。

 寮本部のドアを開けて「さぁ、準備するか~」とつぶやいた私の目の先に居たのが二人です。「あ!なに!?手伝ってくれるの?」と声を掛けると「いいですよ!」とさっと腰を上げてくれた二人。「え~。」を予想していた私は、思わぬ嬉しい反応に出会うことになりました。会場づくりは机をどけたり、椅子を運んだり、なかなか実は手間なのです。それを嫌な顔一つせず……というより、喜んで次々に手を貸してくれた二人。嬉しかったのは言うまでもありません。そして、こんなのぞみ寮生に誇りを感じます。今1年生の二人。もうすぐ2年生になりますが、こんな人たちが2年生となり、新1年生を迎える……楽しみでたまらなくなりました!

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 今年は10臼分つきました。つきたてのお餅をボールに取り、団子状態にしてくれたのも寮生たちです。手際よくちぎって丸めて、お皿に載せて……。「いつも家では5個は食べるよ!」と言っていた女の子たちも平均8個は食べていたのではないでしょうか!私も10個までは数えたのですが……(笑)。つきたてのお餅を新潟のお雑煮(お醤油ベースのお汁でとっても具沢山なのです!)として食べたり、黄な粉やあんこ、大根おろしに、砂糖醤油に海苔にとバラエティに富んだお餅を本当にたらふく食べました。1年分のお餅をお腹に入れたんじゃないかと思えるほどです(笑)。

 それにしても、今年は餅をつくのも寮生が最初から最後まで担ってくれました。それも男子も女子も!ちぎって団子にするのも寮生が。そして嬉しいことに、最後の最後までのお片付けも寮生有志が手伝ってくれて、とっても楽しい嬉しい心温かくなる行事となりました。

 こういう事に率先して参加してくれる、気持ちのある寮生たちに囲まれての毎日。仲間同士でも私たち寮務教師も、心が磨かれていくはずだと、改めて実感しました。みんな、ありがとう。

 あ~、それにしても食べた、食べた!おいしかった、おいしかった!ごちそうさまでした~。