自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/12/18
チンジャオかけチャーハン・中華サラダ・スープ・牛乳・杏仁豆腐
早いもので敬和は今週金曜日で終業。2018年も残すところ14日である。年が明けるとセンター試験、本校1月入試、3年終業と慌しく過ぎてゆく。世間的にも1月は「いく」2月は「にげる」3月は「さる」と言うそうで、年度末の3ヶ月は忙しい日々の連続であることを表している。
こうなると、何かと疎かになりがちなのが「終わり方」である。例年終業が近付く3年生が後輩に様々なものを贈る。「贈る」というと聞こえがいいが、不用品を処分するのが面倒で、後輩へ押し付けるケースも散見される。いらないジャージ、辞書の類から教科書を投げていく不心得者もいる。このような「終わり方」では当然リスペクトを得ることは出来ない。
様々な行事が「敬和生活で最後の」と但し書が付く3年生には、残り少ない敬和生活の一日一日を丁寧に、心をこめて過ごしてもらいたい。目前に迫った賛美歌発表会は特にそうだ。この行事は、経験と実績のある3年生に圧倒的アドバンテージがある。それだけに、いい加減な取組みは後輩への影響も大きい。当日は、感謝と責任と誇りをもって下級生を圧倒してもらわねば困るのである。
人生には何回も「終わり方」を問われるときが来る。卒業祝福礼拝を除くと文字通り「敬和生活最後の」行事である賛美歌発表会。昼練でがらんとしたランチホールで牛乳瓶を並べながら49回生には「終わる」ではなく「終える」姿勢を見せて欲しいと願っている。
(S・K)