今日のランチ

今日のランチ

2018/12/11

今日のランチ(2018.12.11)

食パン・クリームコロッケ・グリーンサラダ・玉子スープ・牛乳・ヨーグルト和え

1211

 

 先週末、校長先生も教頭先生も不在のため、関東から学校見学にお出でになった方のお相手を務めた。夜行バスに乗り、早朝新潟に付き、路線バスに乗り換えて敬和までお出でになった。開口一番「こんなに寒いんですか?」「雪も積もるんですか?」と問われ、「いやいや、これは序の口です」と申し上げたら驚いていらっしゃった。

 

 そうだろうと思う。大学4年間東京で暮らしたが、関東の冬は晴天が続き、外で洗濯物が干せる。一方、谷川岳で隔てられた越後は曇天の下に閉じ込められる。新潟地方気象台のホームページをのぞくと「新潟と東京で大きな違いがみられるのは冬季の降水量と日照時間です。新潟では冬季に降水量が多く、日照時間が少なくなります。」とある。

 

 しかし、来校頂いた方にはこう申し上げた。「この寒さと雪が新潟の美味しい食材には必要なのです。人間にもです。」冬を耐え忍んだ先に訪れる春。この喜びは関東の方にはなかなかお分かりいただけないと思う。人生もそう。暗く冷たい時と、光溢れ温かさに包まれる時がある。大事なのは、信じること。春は必ずやって来るのだ。

 

 先ほどの新潟地方気象台の記事はこう続いている。「一方、4月から10月にかけての日照時間は新潟の方が東京よりも多くなっています。特に、4月から6月初めにかけては降水量が少なく、日照時間が多い。」ほら、神様はバランスよく越後人も祝してくださる。玉子スープをおかわりする生徒を見ながら、きちんと冬を乗り越えような、と思ったランチアワーである。

(S・K)