自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/11/13
わかめごはん・豚肉ねぎ塩焼・キャベツソテー・石狩汁・牛乳・米粉ガトーショコラ
所要で朝早く出勤することがある。すると寒風吹きすさぶ「ござれや大橋」の上でスクールバスとすれ違う。「よっ」と言う感じで運転手さんとハンドサインをかわす。この時間にここという事は、敬和を出るのは7時前だな、と思い頭が下がる。
学校にはいるとエンジン付きブロワーの音が響く。晩秋の強風に飛ばされた落ち葉や小枝を掃き清めてくださるのは校務員さんだ。校舎内では掃除機の音が聞こえる。寒くなると衣服の繊維が落ちて綿ゴミが増える。廊下や階段の隅にたまったゴミを丁寧に掃除してくださるのも校務員さんだ。
ランチホールからは寮生が眠そうに目をこすりながら出てくる。防寒のため羽織るものが厚くなってきた。そんな彼らに朝ごはんを提供してくださる給食員さんたちも7時前から出勤してくださる。
教員が出勤する前にどれほどの働きがあって敬和が守られているかを思う。教師の負担増や、教育以外の対応に苦慮する事例が報告されている中、奇跡的に敬和が守られているのは、共に教育を担ってくださる方々の存在によるところが大きい。熱々の石狩汁を頂きながら、改めて感謝の気持ちをお伝えする次第である。
（Ｓ・Ｋ）
