毎日の礼拝

毎日のお話

2018/10/19

臼杵 由美子(日本語科)

詩篇 103篇8節  舘野泉さんは、左手のピアニストとして活躍する人だ。2002年リサイタルの最中に脳溢血で倒れ、その後遺症で右半身に麻痺が残り、リハビリを経ても右手が不自由のままだった。しかし、彼は左手のためのピアノ作品で復帰した。これを契機に、左手ピアノ曲が新たに多く生まれた。右手が不自由なピアニストとしての舘野さんに、当初周囲は否定的な反応を示したが、舘野さん自身は絶望しなかった。自分自身に向き合い、自身の可能性を信じて前進した。私達もそうでありたい。