毎日の礼拝

毎日のお話

2018/09/05

碓井 加奈枝(理科)

コリントの信徒への手紙 Ⅰ 12章21~22節  以前担任をしたクラスに、T君という知的障害と言われていた生徒がいた。普段T君を邪険にしていたクラスのY君が、情感のこもるT君のピアノ演奏に感激し、握手をし合うという場面を経て、T君を中心にクラスがまとまっていった。クラスメートがT君を自然にフォローし、皆に優しさが育っていくのを感じた。卒業したクラスのメンバーや担任の私にとって、T君の存在は深く心に刻まれている。クラスの全員が、神様が与えて下さった、なくてはならない存在だった。その出会いは、敬和での3年間だけでなく、彼らの生涯を豊かにしてくれたと確信している。