自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/07/03
和風カレー丼・ブロッコリーサラダ・すまし汁・牛乳・プリン
和風カレー丼を頂きながら話題は代表戦になった。すばらしい戦いながら惜敗。直前の監督交代劇(それはまさに劇場型の出来事だった)から、代表決定に対するバッシングなど、ピッチ外の喧騒とも戦わねばならないW杯だったと思う。しばらくは戦術の振り返り、海外移籍やあのときの裏話などの話題がつきないだろう。
そんな中、長友選手の言葉が注目されている。「俊さん(中村俊輔)のあの行動、あの時の闘莉王さんの言動、そのすべてが染み渡るじゃないけど。自分にやれることはサッカー以外でもあるというのは感じているんで。あの時、どういう想いでね、ベテランの選手たちが僕たちに接してくれたのか、今になって痛いほど分かります」
自身の8年前を振り返りながら「おじさんイレブン」と揶揄された日本代表チームの中で、若手を引っ張る存在になった自覚を述べている。実際、今大会の長友選手はピッチの内外を問わず献身的に声がけをしながらチームを支えていた。批判された川島選手に駆け寄り声がけする場面も多く見られた。
寮では部屋替えが行われた。3年生が同室になり受験体制に。2年生は複数の1年生の指導を担うことになる。部活動も3年生が引退し代替わりが進む。成長とは自身の技術や能力の伸長のみを言うのではないだろう。一歩引いたところから自分自身を見つめる視点を持ったり、周囲を見回して自分に出来ることを探したり出来るようになるのも大きな成長だ。立場が変わる今が成長のチャンスなのである。
(S・K)