自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/06/26
ワカメごはん・サケ塩焼・切干大根煮・キムチ汁・牛乳・プリン
全国的に真夏日となり、新潟も３１℃の表示が出ている。蒸し暑い。教室もランチホールもクーラーが入った。快適なランチホールでキムチ汁を頂きながら、ふと以前のホールだったらこの時期にキムチ汁はきついな、と思い出した。何せ200席とちょっと、全校生徒が食べるのに２回転以上しないと終わらない混雑ぶり。クーラーも付いていなかったからである。
各教室の電子黒板、きれいで大きくなった体育館、空調の付いた美術室に第２音楽室。５０周年事業で与えられた様々な施設設備は、しかし今や当たり前のように使われていて、整えられたことへの感謝や、後輩たちに譲り渡す大切な物という感覚は薄れてきている。
自らの課題と向き合うため、しばらく休んだ生徒の話を聞く機会がある。彼ら彼女らは一応に「他者への感謝」を忘れ、自己中心的な振る舞いをしてきた自分の姿に気付き愕然とする。当たり前のようにそこにあるものは、実は貴重な宝物であり、それを惜しみなく注いでくださる人がいるから自分は今存在しているのだと気付くのである。
先週月曜の創立記念礼拝や、先週土曜に行われた高大連携研修などで、敬和教育の歩みを振り返っている。小さな私立がどのように礎を築き、大切にしてきたものは何か。急ぎ足だと見過ごしたり見逃したりすることに、足を止め心落ち着けて目を注ぐ。そんな機会を持つことの出来る学校でありつづけないといけないなと思う。
（Ｓ・Ｋ）
