自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/06/25
先週、のぞみ寮は「部屋替え週間」でした。毎年6月のフェスティバルを終えると、第2定期テストが控えていますが、その間に年間で4回行われる第1回目の部屋替えが行われます。この1回目の部屋替えが一番大変です。なぜなら、各館に住んでいる住人すべてが一斉に移動するからです。まさに「民族大移動」。この6月の部屋替えで、3年生は3年生部屋になり、以後卒業まで部屋替えを行うことがありません。第2回民族大移動からは、最上級生である3年生は後輩たちの部屋替えを眺めているだけです。でも実は、次回以降は受験真っ盛りのため、部屋替えどころでないというのが実情です。男子寮ですと、約50名の漢たちの部屋替えです。気温も上昇しつつあるこの時期に、今までコレクションしてきた、多くの不要なコレクション（ゴミとかゴミとかゴミのことです）が、ありとあらゆる場所から出てきます。きちんと分別するところが可愛いですが、その量もちょっと集めただけで、ごみの収集場になります。暑苦しい猛者たちが、段ボールに詰めた荷物をもって、狭い廊下や階段を行き交います。それもこれも、新しい出会いのために・・・。
さて、部屋替えのメンバーですが、一応はいろんな人間関係を考慮して部屋を決めていきますが、考えすぎはよくありません。何より、子どもたちの力は無限です。どんなメンバーになっても、例え大嫌いな人と一緒になっても、何とかします。そうやって、本物の人間関係をつくっていくんだと信じて、決めています。
先日行われました、体験入寮を経まして、新しい仲間が入寮しました。こうして体験から本入寮をしてくれると、本当にうれしいです。「ちょっと試しに・・・」が「本当に楽しかった」と言ってくれている証です。6月24日全体礼拝の中で、新しく仲間になった、A君の入寮式を行いました。大望生は全員わざわざ制服に着替えて迎え入れてくれました。彼らの心遣いにも感謝感激です。こんな仲間たちがいるから、わざわざ「寮に入ってくる」という選択をするんだとしみじみと感じております。
