のぞみ寮通信

みぎわ館

2018/06/20

みぎわ館通信 2018年6月18日 第282号

気づけばもうじき部屋替えです☆

 この週末、フェスティバルも終わってひと段落?!と思いきや、生徒たちの部屋には段ボールが並べてあったり、廊下にはスーツケースが出してあったり……。そう、一息つく暇もなく「部屋替え」の準備が始まっていました!いやあ、女子たちの荷物の多いこと!(笑)いつも「終わるの?!」と思いますが、ちゃんと1時間で荷物の移動をしてしまうのだから凄いものです!

 51回生達が入寮してきてから2か月間、共に過ごした部屋の仲間とお別れをして、また新しいメンバーとの出会いがやってきます。「もう部屋替えなんて、寂しいです~!」「もっと3年生と一緒にいたいです!」こんな声がどの学年からも聞こえてきます。そんな言葉を聞くと気持ちがほっこりします。離れたくない、まだまだ一緒に過ごしたいと、学年を超えてそう思える存在にお互いがなっていることって素敵だなと思いました。また、誰かにそんな風に思ってもらえることも、とても嬉しいことだと思います。2・3年生達は、昨年度から51回生を迎えるにあたって、楽しく安心して暮らせる部屋づくりを共にしていこうと決めていました。その思いが形になったことを実感したと共に、2・3年生の力の凄さを感じました。(小林)

 

 

50回生達が描く思いを形に☆

0618_mi01 2年生達は10月の世代交代に向けて準備を始めています。少しずつ自分たちの思いをミーティングで共有し始めています。次の部屋では2年生と1年生の縦割り部屋になるので、今まで頼りにしてきた3年生の存在はありません。自分たちが次の世代を引っ張っていく意識を2年生達は持ち始めています。みぎわ館をさらに良くしていきたい、過ごしやすい寮づくりをしていきたいと2年生達はやる気十分!!「思いを形に」を目標に、一日一日を大事に過ごす寮生達。部屋替え後のさらなる一人ひとりの成長が楽しみです!(小林)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ファミリーレク」と称して☆

 「突然ですが、明日の礼拝後、みぎわ館プチファミリーレクをやりま~す!」と放送が流れました。部屋替えを目前に、3年生達がみんなでレクリエーションをやろう!と企画してくれたのです。やる内容はフルーツバスケット。何の特別も感じないゲームですが、この誰でもやったことのあるゲームだって寮生達でやると大盛り上がりになるから不思議です(笑)。そしてなぜが本当に楽しい時間になります。
 「3年生達と、みぎわ館の仲間と楽しいことをもっとやりたい!」と2年生達が思いを3年生に聞いてもらったのです。すると、3年生、さすがです。すぐに実行してくれました。夏休み前にはもっと大きな行事を何やら考え始めてもいるみたいです。ふと振り返ると、生活の場の中に全員が集う時間はご飯を食べる時か礼拝の時間くらい。全員で集って楽しいことをする時間ってあらためて作らないとなかなかできないものなのかもしれません。でも、時間が持てさえすれば、ぱっとみんな集まれる!というのも寮生の素敵な一面なのだと思わされた時間でした。(小林)

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礼拝のお話

「家族の大切さ」 2年 E.M

 私はゴールデンウィーク中に、ある一本の映画を見てとても感動したので、紹介したいと思います。それは、『リメンバー・ミー』という映画です。知っている方も多いと思いますが、少しあらすじを紹介します。

 主人公のミゲルは、音楽が大好きな少年です。しかし、過去の悲しい出来事がきっかけで、彼の一族には「音楽禁止」という厳しい掟があり、ミゲルがギターを弾くどころか、家で音楽を聴くこともできない生活を送っていました。ところがある日、ミゲルの憧れのミュージシャン、デラクルスのギターを手にしたことをきっかけに、ガイコツになった先祖たちが暮らす「死者の国」に迷い込んでしまうという物語です。

 これは、「トイ・ストーリー」の監督が手掛けたディズニー映画で、メキシコを中心としたラテンアメリカの祝日「死者の日」を題材にして、音楽と家族の絆を中心に話が進んでいきます。

 私は最初、映画を見る前に、舞台も日本とは違う外国の話で現実にはありえないような話なので、あまり共感できないのではないかと思っていました。でも、実際には全くそんなことはなくて、家族が心からミゲルを心配する姿や、家族で意見が食い違っても、必ず相手のことを思いやっているというところにとても感動して、共感することができました。そして、普段自分も家族に心を配ってもらっているな、と気づくことができ、いつも家にいなくても心配してくれている家族にしっかり感謝しようと思いました。

 私は、この映画のように大家族ではないですが、家族が年をとったり環境が変わったりしてもお互いを大切にして過ごせたらいいなと思いました。

 みなさんも、機会があれば家族の大切さについて考えてみてください。そして、ぜひそれを声に出して伝えてみてください。きっと相手も自分も幸せな気持ちになれるはずです。