自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/05/29
食パン・ビーフシチュー・生野菜サラダ・牛乳・ヨーグルト
ビーフシチューを頂いた後、過去の敬和新聞を読んだ。初代校長太田俊雄先生はその中で「教育とは後進性克服のいとなみである。同じ種類の人間だけが集団を作っていたのでは自分の後進性に気がつかない。」と語っていらっしゃった。
敬和学園高校「のぞみ寮」は、スマホ・ケータイの持ち込み使用を禁止しているのだが、新入生の一部が持ち込んでいた。しかし、集団生活の場で自己中心的な生活をしてきたことへの気付き、仲間を裏切った傷みや辛さと真剣に向き合い、その新入生は呼びかけに応えてスマホ・ケータイを手放すことができた。
寮務教師が寮通信に書くメッセージが力強い。「敬和の寮はただのウィークリーマンションではない」「憧れと尊敬の念をもたれる上級生であれ」「自分の感情としっかり向き合おう」そこには生徒の成長に寄り添う喜びと、敬和教育を実践する自負が表れている。
せまるフェスティバル、引退をかけた県総体で活躍する寮生を見ると、太田先生の言葉が予言めいて聞こえる。「自己中心的な自分に気付き、分かち合う歓びを知り、よその人を尊敬することを学び得るために、寮はこの学園に必要である。」実に1968年、敬和開学前のお言葉である。
（Ｓ・Ｋ）
