敬和学園トピックス

光風館

  • 2010/07/11

    光風館通信 第266号(7月11日)

    < 前期終了!!「お疲れさん!!」 >

     
     あと一週間で2010年度の前期が終了します。光風館の皆にまず言っておきたいのは「お疲れさん!!」ということです

    (終業日まであと一週間あるからまだ気を抜いてはダメだよ)。「寮生活」って正直、シンドイですよね。私はよく「寮」をこんな風に表現します。「緩やかではあるけれども慢性的なストレス下に置かれる場所」と。「寮」という場所は、何か強烈に嫌なことがあったり、辛いことがあったりするわけではないんです。自分の存在を否定されたり、理不尽な使役があったりすれば話は別ですが…(もし、そういう状況があったとしたらそれは大問題で、私たち寮のスタッフは直ちに館運営のあり方を改めていかなければならないんだ)。でも、少なくとも現在の「のぞみ寮」はそんな場所ではないはずです。にもかかわらず、「寮」はシンドイ場所なんです。なぜなのか?それは「常に自分の周りに人がいる」からなんです。「寮生活」をしたことがない人には理解できないかもしれません。「え~、そんなことなの?」って思うかもしれません。

     
     「常に自分の周りに人がいる」状態がストレスの元凶なんです。特に、君たちのように思春期の真っただ中にいるような若者にはこれが堪えるんです。「思春期」には、肉体や精神(心)に大きな変化が生じてきます。自分の内側から何か例えようのないものが沸々と湧き上がってくるのを感じます。喜怒哀楽の感情がない交ぜになったような不思議な感覚を覚えます。自分でも訳が分からない、自身について整理できない、ただでさえそんな状態であるのに「常に自分の周りに人がいる」ものだから冷静になるどころか余計に混乱してしまうのです。だから「周りの人」の存在が疎ましく思えたり、「周りの人」との関わりが面倒に感じたりしてしまうことにもなります。寮生活をしていると無性に「一人になりたい…」と思うのはそういう訳なんです。でも、完全に独りになれる場所は皆無に等しいですし、「周りの人」を消してしまうことも不可能です。だからストレスを感じるし、シンドイんです。

     
     人は、自分の好き勝手にやりたいという願望や欲求があります。でも、そんなことをしていては寮生活が成り立ちません。「常に自分の周りに人がいる」ので、自分をコントロールしなければなりません。集団生活を成り立たせるために、与えられた役割分担を自分の意志とは関係なく遂行しなければなりません。寮生活がシンドイのはやっぱり「常に自分の周りに人がいる」が故のことなんです。
     だから、この前期の3カ月半をひとまずやり終えた皆には「お疲れさん!!」と声を掛けたくなります(僕も経験者としてその寮生活のシンドさを知っているからね)。特に1年生の皆はよく頑張りました。目立つことはありませんでしたが、私は1年生の何人かが秘かにシンドそうにしているのを知っていました(それに気づいていたから、心の中で「○○くん、ガンバレ、踏ん張れ!!」と呟いていたんだ)。
     でもね、1年生の皆、シンドイからこそ寮生活なんです。シンドイからこそ学ぶべきことが多いのです。シンドイからこそ尊いものを得ることができるんです。シンドイからこそ卒寮を迎えたときの喜びは最高なのです。一番シンドイ時期である1年生の前期を無事終えようとしているのですからもう大丈夫です。夏休み明けの後期以降も寮生活のシンドさに打ち勝っていきましょう。

     
     さあ、いよいよ夏休みです。それぞれの家で心と身体を十分休めてきてください(休むことでシンドさに打ち勝てるだけの元気、英気を養うことができるからね)。それから、夏休みはとても長いです。何もせずただボーっと過ごす、あるいはマンガ三昧、ゲーム三昧ではあまりにも勿体なさすぎます。もちろん、夏休みの宿題がたくさんあるんでしょうが、それに割く時間を差し引いてもまだ時間はたっぷり残るはずです。これからの人生、こんなに自由でまとまった時間はそうもてるものではありません(おそらく大学生までだよ)。だから夏休み明け、人に「夏休み中、俺はこんなことをしたよ」って言えるだけのことはしてくださいな(何でもいいよ。旅でもいいし、読書でもいいし、あるいはアルバイトでもいいと思うんだ)。夏休み明け、皆に感想を聞きますから、「別に何もしませんでした…」や「暇してました…」は無しにしてくださいな。

     
    最後になります。今年度、2010年度の初日(春休み明けの「帰寮日」の日だよ)、「のぞみ寮生」全員が開寮礼拝に集えたんです。そう、「未帰寮者」がゼロだったんです。誰一人として帰寮に遅れる人がいなかったのです。本当に素晴らしいスタートを切れたんです。ぜひ、後期の開始も同じようなスタートにしましょう。自分の家とは違って、シンドイ場所に帰るのですから、気が重たくなるかもしれません。でも、「エイッ!!」と気合を入れて自宅の玄関を出てきてください。「寮」はシンドイ場所ではありますが、愉快で楽しくてエキサイティングな場所でもあるんです。光風館の玄関に辿り着いてしまえばこっちのもんです。夏休み明け、光風館の皆が明るく元気な顔で戻ってきてくれることを楽しみに待っています(夏休み中、くれぐれも大きな怪我や病気をしないよう、充分気をつけるんだよ、OK?!)。

    (岩原)

     

     

     

     

     

     

            

    < 礼拝のお話し >

     
    A.S.(3年)
     みなさん、こんばんは。15室のAです。今日、お話するのは「巻戻し」、巻き戻すことについてです。皆さんは、「巻戻し」という言葉から何を連想しますか。ビデオやDVDでこれを操作させることが多いと思います。機械では「巻戻し」ができますが、人間はそれが出来ません。僕は中学時代、持病のせいで学校を休みがちでした。学校を休んだ日は、今頃学校で皆はどんな話をし、どんな楽しいことをしているんだろう、と思っていました。その時、よく浮かんできた言葉がこの「巻戻し」でした。もし、「巻戻し」ができたなら、自分もその瞬間に立ち会って、皆と一緒に楽しい話や楽しいことができるのになあ、と思っていたからです。でも、それは現実にはあり得ない話です。
     寮生活でも同じことが言えると思います。寮生活はたったの3年間しかありません。そして、その3年間には楽しいことや辛いことが起こります。でも「巻戻し」をすることはできないのです。ですから、その一瞬一瞬を大事にして突き進んでいくべきだと思います。

     

     

     

     

    M.I.(3年)
     みなさん、こんばんは。今日は「水」についてお話します。7月に入り、昼も夜も暑くなってきました。こういう時期で恐いのは「脱水症状」です。人の体は約10%の水分を失ってしまうと、さまざまな症状が現われてきます。一日に必要な水は1.2リットルほどです。そんな私たちの生活に欠かせない水ですが、水道の水をそのまま飲める国は多くないようです。昨年の冬に、家族で中国へ行ったのですが、その時泊まったホテルの水道からは鉄のような臭いがしていました。今、世界では水不足が大きな問題になっています。中国の広東省は、10年後には総需要の50%程しか満たせないそうです。雨の多い日本といえども水不足とは無関係ではないようです。地球温暖化などの影響で、将来的には工業用水などが足りなくなるようです。水なんかいくらでもありそうなのに実はそうではないようです。安心して水道水を飲めるのも当たり前ではないのです。水も貴重な資源の一つだと思います。これを無駄にしないように心掛けをしていきましょう。

     

     

     

     

     

     

    O.N.(3年)
     今日は、「三年生部屋」について話したいと思います。皆さんも知っての通り、最近した「部屋替え」で3年生は3年生同士で部屋をつくる「三年生部屋」になりました。最初、この「三年生部屋」制度の話を聞いた時、好きな人と同じ部屋になれて、しかも3年生だけということで、「毎晩夜遅くまで起きていられる!!」とか、「後輩たちの面倒を見なくて済む」とかを思い、それが楽しみで早く「三年生部屋」にならないかと心待ちにしていました。部屋替えの一週間程前、私は興味があったので、「三年生部屋」をつくる意味を寅さんに直接聞いてみました。寅さんから返ってきた答えは大きく分けて3つありました。一つは、3年生の進路選択に向けての準備のため、二つ目は、最後ぐらいは気の合う仲間と一緒の部屋で楽しんで欲しいということ、最後は、1、2年生の自立と、翌年度に新しく入寮してくる新1年生の受け入れ準備のため、ということでした。3年生の多くは、進路選択あるいは受験で忙しくなってきます。ですから、同学年同士で部屋を組めるというのは、余計な気を遣わなくて済むのでとてもありがたいことだと思います。1、2年生の皆さんは、新1年生の受け入れ準備なんてまだ先の話だと思うかもしれませんが、あと半年もすれば、3年生たちは卒業していき、1年生は先輩に2年生は最上級生になります。きっとアッという間だと思います。3年生も1、2年生も、今回の部屋替えの意味を理解し、その自覚をもって寮生活に臨んでいきましょう。

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