のぞみ寮通信

のぞみ通信

2018/05/21

今週ののぞみ寮 第64号

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 今年度第一回目の定期テストが近づいてきました。GWが明けてすぐテスト1週間前に突入しました。「テストに向かう気になれない!」とぶつぶつ言っているみんなでしたが、言葉とは裏腹に各館でも、友愛館でも真剣に取り組んでいる様子が見られていました。そして何よりすごいのは、その勉強の姿の中にたくさんの1年生たちがいることです。友愛館は町の図書館以上に静かに取り組んでいたのではないでしょうか。これも一つ、のぞみ寮生の誇れるところです。

 そして寮生の特権として、英語科の村田先生と、数学科の中山先生が勉強会をしに来てくれました。寮生有志が集まり、先生に個人的に教えてもらい、テスト対策もばっちりです。それぞれの取り組みの成果がしっかりありますように!とお祈りしています。

 

 

 

 

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 テスト勉強の合間にみんな上手に気分転換しています。「海へ行って、バカヤロー!って叫んできます!」と元気に出かけて行った女の子たちがいれば、「コンビニにエネルギー源調達しに行ってきます!」と意気揚々と出発していく男の子たち。「勉強する気が起きないよ~!」と寮本部にホッと一息つきに来る2・3年生たちと様々です。そんな中、「コンビニへ!」と出かけて行った1年生男子4人組が帰ってきました。「大きな荷物抱えて帰って来たねぇ!」と声を掛けると、「先生、ほめて!僕たち、帰り道でゴミを拾いながら帰って来たんだよ。」と爽やかに語ってくれる彼ら。なんとすごい!なんとステキ!なんとかっこいい!一緒にその話を聞いていた先輩たちも「すごい~!」と拍手。

 テスト勉強の合間にコンビニに出かけ、そのついでに気負うことなく、誰に言われるでもなく、こんなことをサラッとできる寮生の在り方に、心暖かくなるひと時でした。

 

 

 

 

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 5月17日(木)20時より友愛館にて、贅沢にも!のぞみ寮生に向けての講演会が行われました。講師として来てくださったのはスティーブン・リーパーさんです。(リーパーさんは、広島で翻訳家・経営コンサルタントから平和活動家となり、国連での(現)平和首長会議の実現に尽力。外国人として初めて広島平和文化センター理事長(2007-2013)となる。全米113都市で被爆者の講演会も行う全米原爆展を開催し、草の根での核兵器廃絶を訴える。長崎大学核兵器廃絶研究センター客員教授。)

 

 「競争・戦争の文化から 平和の文化へ」を公演のタイトルに、メモを取らずにはいられない興味深いお話を聞かせて頂きました。寮生たちは定期テストが終わったばかりでクタクタだったにも関わらず、熱心に聞き入っている様子がありました。講演終了後の質疑応答ではたくさんの手が上がり、終了予定時刻を過ぎても熱心に質問し、リーパーさんの言葉に耳を傾ける寮生たち。「もう時間が来たので……」との東寮長の閉会宣言にがっかりした様子さえありました。終了後にはあっさり帰るのかと思いきや、リーパーさんのもとに駆け寄り、直接質問に行く寮生も数人いたり、「こういう話を聞くチャンスをもっと作って!!」と寮務教師に熱く語ってくる寮生がいたり、全員にお願いした感想文、「紙も時間も足りないよ~!」と目いっぱい書いてくれている人いたり。。。リーパーさんのお話で心揺さぶられた寮生がたくさんいたことを痛感し、素晴らしい機会を与えられたことに改めて感謝しました。ありがとうございました!