のぞみ寮通信

みぎわ館

2018/04/25

みぎわ館通信 2018年4月15日 第281号

のぞみ寮の毎日は楽しいことがたくさん!

 早くも51回生が入寮して2週間が経とうとしています。7日(土)には、家に帰ることができない1年生のために2、3年生が楽しい行事を企画してくれました。また、自由時間には保護者の方が差し入れてくださった美味しいケーキをみんなで食べたり、女子寮恒例の「ムーンライト」というお菓子を部屋ごとに作ったり、何も用事がなくても事務室に集まって仲間とお話したりと、気付けばあっという間に消灯時間になってしまう毎日です。「帰りたい。家族に会いたい。」と寂しい気持ちになることもありますが、そんなことを思う余裕がないくらい、寮では楽しいことがたくさんあるんだ!と思ってもらえるように、この2週間、先輩達は1年生を輪の中にたくさん招いて過ごしていました。
 本当は帰りたいし家族にも会いたいと思っている1年生達。でも、泣けば、ぎゅっと抱きしめてくれる先輩達がいます。慰めてくれたり笑わせてくれたりする同学年の仲間がいます。寂しさを忘れるくらいの楽しいことがこれからもっとあるはず!寮のスケジュールに慣れることやルールを覚えることは少しずつ出来るようになればいいのです。まずは、みぎわ館にいる人達のあたたかさにたくさん触れて欲しいと思います。人の輪の中に入って、仲間達の優しさ、面白さを感じる1ヶ月にして欲しいと願っています。(小林)

0415_mi23 0415_mi25 0415_mi26 0415_mi28

 

 

 

 

女子寮合同お花見✿✿✿

0415_mi30 14日(土)の夜には女子寮合同でお花見をしよう!と企画しました。が、しかし、天候は残念ながら雨。でも生徒達はみぎわ館のホールでお団子を食べて満足な表情。(^o^)まさに花より団子です。(笑)
 お団子を食べた後は女子寮見学ツアーを開催。普段は女子の生徒同士でもそれぞれの館に自由に入ることは許されていません。でもこの日は特別。めぐみ館生はみぎわ館に、みぎわ館生はめぐみ館におじゃまして各館の雰囲気を感じることができました。めぐみ館を見学してきた1年生に感想を聞くと、「めぐみ館は中がピンクで可愛かった!」とのこと。「ベッドの下にある棚が羨ましい~!」などの感想も。
 女子寮合同の行事は年々増えていますが、今年度も礼拝やスポーツ大会をやりたい!という声をたくさん聞きます。寮のルールについても一緒に考えたいと3年生達は言ってくれています。とても嬉しいことだなと思います。それぞれの館の持ち味を出して活かしながら、共にのぞみ寮を盛り上げていきたいと思ってくれている生徒達の姿は、私たちの励みにもなります。互いに切磋琢磨するからこそ女子寮の良さがどんどん育まれていくのだと思います。(小林)

0415_mi31 0415_mi32

 

 

 

 

礼拝のお話

 2年 O.A

 私は春休みに母が働いている老人ホームのボランティアをしてきました。
 老人ホームに行って最初の仕事は、洗濯物を干すことでした。従業員のエプロンや、おじいちゃん、おばあちゃんたちをお風呂に入れる時に使う服や普段の作業する時に着る服などを干しました。その後は、おじいちゃん、おばあちゃんに出すお茶を用意しました。お茶を入れることにも注意することがあり、人によって熱さを調節し、コップの種類もとっては有りか無しなのか、ストローも必要なのかどうか確認します。一部の人にはとろみをつけて飲みやすくします。お茶を出すだけでもたくさんのことを注意して出すので、大変でした。
 お茶を順番に飲んだらお風呂に入っていきます。あがって濡れた髪をふき、ドライヤーで乾かしました。その時にもドライヤーを近づけすぎないように気をつけ、乾かしたら髪をくしでとかしてかっこよくしてあげました。お風呂に入った後はほとんどの人がコーヒーを飲むので作りました。その時にもお茶と同じように注意しながら作ります。あるおばあちゃんから「濃すぎず薄すぎず、ちょうどよく入れて。」と言われました。どのくらいが調度良いのか分からず作っておばあちゃんに出しました。どうだったか気になりながら仕事をしていたら声を掛けられ、「コーヒー入れるの、上手いね。」と言ってもらえました。その時は本当に嬉しかったです。
 また、ある一人のおばあちゃんとお話していた時にこんなことを話しました。「ここに通うのは楽しいですか。」と聞きました。「別に楽しいってわけではないけど、来たくないわけでもないよ。」この言葉を聞いて私は思ったことがありました。お風呂に入るまでの時間、入ってからご飯を食べるまでの時間、何もない時間の時ボーッと座っているだけの方も多く、なんだか寂しそうだったなと思いました。これから高齢化が進む中で、老人ホームの利用が多くなると思います。老人ホームに通うことが楽しみと思ってもらえるようになるといいなと思いました。
 私もまだ進路は決まっていませんが、どんな仕事に就いたとしても相手が楽しんでくれたり、喜んでくれたり、笑顔になってもらえる、そういうことが出来る仕事に就きたいです。