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2010/07/01
みぎわ館 第51号(7月1日)
<移動時間は切り替え時間>
関西出身のAさん「飛行場から実家までは10分くらいだし、新潟空港まで1時間だよ。」私「へぇー!近くていいねえ。」関東出身のBさん「新幹線だと2時間だし、バスだと5時間。」新幹線の方が早くて楽かと思いきや「バスの方が好き。」とのこと。
5時間かかるバスの方が好き、と言う理由を聞いてみると、新幹線の2時間では、実家を離れる寂しさを処理しきれないうちに新潟に着いてしまうけれど、バスだと、5時間揺られている間に気持ちが切り替えられるから、と言うのです。私も学生時代、長期休暇明けに上京する新幹線の中で、何とも言えない気持ちになっていたことを思い出しました。遊び目的で上京する時の「早く着かないかな」という気持ちとは明らかに違う感情です。20代前後だった私でさえ、そう感じていたのだから、15〜18歳の高校生にとっては、なおさらだろうな・・・皆よく新潟まで来てくれたなと思いました。一方、Aさんは、どのように気持ちを切り替えているのでしょうか。それは、実家と寮の距離にあるようです。「実家と寮が頻繁には帰れないほど遠いから、良い意味であきらめがついている。」と言うのです。なるほどそうか。と思わされました。
移動時間は長いほど、距離は遠いほど、切り替えができる。高校生にして自ら感じ取っていることに感心させられます。それぞれ色々な感情を抱きながらも寮生活を送ってこられているのは、多くの支えがあるからですね。切り替えるのに時間や距離を要するほど、離れる寂しさを感じさせてくれる家族や故郷。それから、帰りを待っている寮の仲間たち。一人暮らしの明かりの灯らない静かな部屋に帰るのと、仲間が集まる寮に帰るのとは大きな違いです。
部屋替えから2週間が経とうとしています。先日、ある2年生が「部屋は自分が帰るところ」と、自分にとって部屋や部屋のメンバーがとても大切な存在であることを聴かせてくれました。それぞれの部屋が、それぞれの学年が一つの家族になり、それが集まって大きな家族となるのですね。41、42、43回生でのみぎわ館は期間限定です。テスト勉強にしっかり取り組みながら、日々の生活も大切にしてくださいね!(冨井)
<相手も自分も大切に…>
6月28日(月)20:00~めぐみ館ホールにて、めぐみ館の榎本先生を講師に、セクシャリティー教育が行われました。対象は2年生。(今回は男女別に行われ、男子は大望館で澤野先生が講師でした。)のぞみ寮生は、のぞみ寮独自のプログラムで、3年間に渡ってセクシャリティー教育を受けます。時には大学から教授に来ていただき、性差について学んだり、お隣の大学からたくさんの大学生に来ていただいて、性交や妊娠・出産をテーマにピア・エデュケイションを行ったりと様々です。今回のテーマは「男女の付き合い方」でした。画用紙とチョークを使い、自分の『愛』を色で表現し、それをみんなにコメント付きで紹介するなど、ユニークで全員参加型の楽しい時間となりました。
「私の愛は太陽に包まれているような暖かいイメージです」とか「愛は暖かいものだから、暖かい色で表現しました」とか、中には「愛って何ですか?」を上手に表現していました。素敵な人(男女問わず)たちとの出会いが、これから先たくさん用意されているみんなに、ちょっと踏みとどまって自分の事も相手の事も考えることが出来る、良い機会となったのではないでしょうか。
女の子が二人以上集まると、必ず『恋話』に発展します。みんなの生活の中に無くてはならない事柄です。だからこそ、自分を大切に、相手を大切にできる付き合い方を、考え方を学ばなければなりません。恋をして、例え失恋したって自分の成長に繋げられればステキですが、心も体も深い傷を負ってしまうと、癒えるまでに時間もかかってしまいます。癒えずに、深い傷と共に生きていくことになる可能性だってあります。後悔だらけの恋はしたくないですよね!だからこそ、性について、付き合い方について学んでいくのは大切な事なのです。みんなが、人生をより豊かに送れる事を願っています!(森口)
<礼拝のお話>
*Super N (3年生) (本人の強い希望でペンネーム表示をしています。)
今日は私のおばあちゃんのお話をします。私のおばあちゃんは優しくて、相談に乗ってくれて、アドバイスをくれて、いつも私の事を心配してくれて、私の事をいつも考えてくれて、とても頼りになる、尊敬できるおばあちゃんです。おばあちゃんには赤ちゃんの頃からずっとお世話になっています。保育園のお迎えを毎日してもらったり、風邪をひいたときは1日中面倒を見てもらったり、中耳炎になった時には遠くの病院まで100回以上も連れて行ってもらったりしていました。また、一緒に住んでいるわけではないのですが、保育園の頃から中3まで、毎晩夕ご飯も食べさせてもらっていました。
しかし、そんなおばあちゃんが、私が高1の時に軽いうつ病になり入院しました。近くにいない分、余計に心配でした。でも私がお見舞いに行くと、とても喜んでくれていました。その後、何ヶ月かの入院を経て退院する事が出来ました。今は元気にしてくれています。しかし、悲しいですが、いつか誰にでもやって来る死についても頭のどこかに置いておかなければいけないのかな?と最近考える事があります。私はおばあちゃんが亡くなってしまったら絶対に立ち直れないと思います。でも私の中で一つ決めている事があります。それは後悔をしない、という事です。万一おばあちゃんが亡くなってしまった時に、「こんなことしておけば良かった」「あんなこと言わなければよかった」などという後悔をしたくないという事です。少し難しい事かもしれないけれど、小さいころからお世話になった分、この「後悔をしない」を目標におばあちゃんにたくさん恩返しをしていきたいと思っています。そしておばあちゃんにはこれからも元気に、一緒に生きていってほしいと願っています。
(6月22日)
*N.Y.(2年生)
私は星野道夫さんの「旅をする木」という本に出会いました。星野道夫さんは教科書に載るほど有名な方です。かれはアラスカの自然を、多くの写真と文章で表現しました。彼の文章は澄んでいて、素直で、きれいで…。生命の強さと儚さなど私にいろいろな事を教えてくれます。また、その本にはその日・その時、彼が生き、生命が生き、人々が生きていたあかしを文章で伝えてくれます。その文章の中で私がハッとしたものを紹介します。それはこう始まります。「人間の気持ちとは可笑しいものですね。どうしようもなく些細な日常に左右されている一方で、風の感触や初夏の気配で、こんなにも豊かになれるのですから。人の心は深くて、そして不思議なほど浅いのだと思います。きっと、その浅さで人は生きてゆけるのでしょう。」彼は人と接し、自然を愛する中で分かっていたのです。彼の知る、もうひとつに時間と世界。あらゆる情報や忙しさで忘れている大切な世界。全ての世界が不思議な輪で繋がっている。それを見つけるのは難しいです。いやむしろ、私たちは怖いのかもしれません。それは、見つけ、進む事の怖さなのではないでしょうか?しかし、彼は進む事を選んだのです。そして彼は自分の行動力・直感力を信じていたのです。すべての出会いの中で、悲しみの中で…。しかし私は彼も自然と共に学び・出会い、悲しみの中で見つけ発見したのではないかと思うのです。彼が書く、人の目の奥にある悲しみ、優しさを。
人はまだ学ぶ事・愛する事がたくさんあります。それは日々私たちの近くにいっぱい転がっているのです。隣の人の顔を見てください。きっとその人もあなたに沢山の事を教えてくれるはずです。星野道夫と出会ったように、あなたと出会ったように。そしてあなたも伝え・教えている事に気づき、新しい発見と進むべき道と出会っていってください。(6月23日)
*S.M.(3年生)
私が幸せと感じる瞬間についてお話したいと思います。みなさんは、どんな時に幸せと感じますか?誰かと居る時、笑っている時、感動した時…人それぞれ様々な幸せを感じる瞬間があると思います。私が幸せを感じる瞬間を幾つか紹介したいと思います。
一つ目は安心できる人と居る時です。私はさみしがり屋です。だから心から信頼しあえる人と居る時はとっても安心します。そんな時に笑ったり、おしゃべりしたりするだけで幸せを感じます。人は一人では生きてはいけないから、誰か一緒にいてくれるのはとても幸せな事だと思います。
二つ目は甘いものを食べている時です。私は甘いものが大好きです。アイスも、お菓子も、ケーキも大好きです!これらを食べている時、とっても幸せになります。甘いものならいくつでも食べられます。でも、そんな事をしたらおデブになるので、頑張って我慢をしています。そしてまた、私たちがこうしてお腹いっぱい食べる事ができている事にも幸せを感じます。世界には1日の食事も満足に食べられず、亡くなってしまう子供たちもたくさんいます。だから、何かを食べる時には幸せを感じ、そして感謝をしながら食べるようにしたいと思っています。
三つ目は誰かに助けてもらっている時です。こんな私にも助けてくれる人がいる、一緒に何かしてくれる人がいると思い、幸せだなぁと感じます。これからも自分の周りにいてくれる人たちを大切にしていきたいと思います。
みなさんも、自分が幸せだと感じる時はあるはずです。みなさんも、幸せを見つけ、日々感じていってください。(6月23日)
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