毎日の礼拝

毎日のお話

2018/03/09

小田中 肇(数学)

ルカによる福音書 2章46~50節  世阿弥の『風姿花伝』では、12、3才までの子役が演じる時は、花があり観客は喜ぶが、本物の花ではないから散る。その後の15から17、8才頃は子供の魅力は失われ、観客も退屈して役者にとって苦しい年齢だが、この時期に必死に稽古に励んだ者が一人前の役者になるという。今日の聖書の少年時代のイエスも一度は失われた賢さを後の経験から、本当の智恵と勇気として得た。それは神に仕え、愛を持って人に仕える生き方だ。皆さんも敬和での学びに取り組み、生きるために必要な知恵と力を身につけて欲しい。