自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2018/02/27
スパゲティーミートソース・ツナサラダ・牛乳・マフィン
48回生（3年生）がいないランチは流れもスムーズ、スパゲティーのおかわりに男子が群がっている。明日は3年生が1ヶ月ぶりの登校、全学年がそろうのでランチもさぞかし賑やかになるだろう。
この冬は3回、凍った道路で転んだ。1月26日のやつは特にひどく、マンガのように宙を舞い、背中、肩、後頭部の順に落下した。「ゴチン」と言う音に周囲にいた人から「大丈夫ですか」と声をかけられるほどだった。かっこ悪く、恥ずかしさから「大丈夫です。大丈夫です」と言いその場を立ち去ったが、後から大きな瘤になっていることに気付いた。今のところ日常生活に問題はないが、年も年だしＭＲＩをすべきか悩んでいる。
ところで、キリスト教から弾圧を受けて改宗することを「転ぶ」という表現がある。受験で理系から文系に志望先を変えるのも「転んだ」などと揶揄していた。心ならずも志を曲げて、今までと違う道に進むことは、周囲からの目も気にしつつ、恥を忍ばねばならないので「転ぶ」と例えられるのかもしれない。
聖書には「転んだ」ことでますます力を得た男がいる。「サウロ（パウロ）」である。ユダヤ教の厳格な一派にいた彼は、しかし「目からうろこ」の体験を通しキリストに全て委ねることで自分自身を復活させた。恥ずかしさに勝る喜びを得た彼だが、実は生前のキリストに会ったことはない。そんな彼がその後力強く伝道の旅を続けていく。卒業する48回生には、聖書の壮大な物語を読み続けてもらいたいと思う。
（Ｓ・Ｋ）
