毎日の礼拝
毎日のお話
2018/02/05
小西 二巳夫(校長)
ヨハネによる福音書 12章24~25節
池澤夏樹の『キップをなくして』という小説は、キップのない子供達と一緒に「駅の子」になったイタルの一夏の経験を描く。駅長に選ばれて「駅の子」になったイタルは、ラッシュ時の子どもを助けるなど様々な体験をして、答えのない事を考える事の大切さを知る。私には、「駅の子」の生活と敬和の生活が重なって見えた。正解がすぐ出ない事を考えていくと、社会や他者を大切にするようになる。「敬和の子」は、神によって選ばれ、見えないものを大切にする。その事が、人生を支える力になる。