毎日の礼拝

毎日のお話

2018/01/29

小西 二巳夫(校長)

創世記 1章27節  ディーネセンの書いた『バベットの晩餐会』という小説がある。女中のバベットは宝くじで当てた1万フランをはたいて、晩餐会を開く。実はバベットは以前高級レストランのシェフで、その料理はまさに芸術だった。芸術家は、作品に最善を尽くす。一番優れた芸術家は、神である。芸術が味わう者の気持ちを明るくし、絶望から逃れさせると考えると、私達の存在の意味が分かってくる。それは、他者の生きる希望となる事だ。まず、今日という一日をしっかり生きる事だ。