今日のランチ

今日のランチ

2018/01/09

今日のランチ(2018.1.9)

菜めし・サケ香草焼・野菜炒め・味噌野菜スープ・牛乳・アロエヨーグルト

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 明けましておめでとうございます。本年も敬和学園高等学校「今日のランチ」よろしくお願い申し上げます。

 

 皆様は年末年始をどのようにお過ごしになったであろうか? 当方暮れの28日まで群馬へ遠征に出かけていた。3日間とも晴天(ただし赤城の山からの吹きおろしは冷たかったが)。帰りに関越トンネルを抜けたとたん雪・雪・雪。「国境の長いトンネルを抜けると雪国であった」と川端が書いたのは今から80年近く前だが、現在でもその景色は変わらない。

 

 この太平洋側と日本海側の冬の天候の相違は、ことスポーツの外競技においては大きなハンディと言われてきた。しかし、年始の日本文理高校サッカー部の快進撃や、箱根駅伝に新潟県の高校出身選手が多く出ていることなどを見ると、もはや後進県ではないだろう。

 

 専門性を学ぶ指導者や地域、家族の理解と支えの賜物である。一方で、教員の業務多忙解消の観点から「部活動の強制(教師に顧問をさせるのも、生徒に加入をさせるのも)を変えよう」という動きがある。(ブラック部活)生徒も教師も、保護者と社会も巻き込む難しい問題だ。勝利至上主義でなく生徒の人格形成を促す貴重な場としての部活動であるべきだし、なにより生徒が真ん中にいる部活動となる議論を期待したい。

 

 始業後のランチホールは和やかな談笑と、再会を喜ぶ元気な大声で一杯だ。頭・体・心(知育・体育・徳育)、人格の形成にはどれかが欠けていいということはない。その難しい技を私たちは担っている自覚を持ちつつ、敬和の教育に当たらねばと、味噌野菜スープを頂きながら、年頭に思う次第である。

(S・K)