のぞみ寮通信

のぞみ通信

2017/10/09

今週ののぞみ寮 第44号

0044_01 0044_02 0044_03 0044_04 0044_05 0044_06 0044_07 0044_08

 のぞみ寮の世代交代、引き継ぎ式が10月2日(月)の全体礼拝後執り行われました。新旧の各委員達が全員みんなの前に立って挨拶をし、新旧で堅い握手を交わし、大きな拍手に包まれました。旧委員達には「ありがとう」の意を込めて、新委員達には「これからよろしく」の意を込めての大きな・大きな拍手。自然とわき起こる拍手に、なんだかぐっと胸に来るものがありました。

 そして、新旧の挨拶・握手の後に旧ブロック長のSさんから「こんな弱い私がブロック長としてやってくることができました。振り返ってみるとそこにはいつもみんなの支えがありました。みんなの支えの中にはいつも愛があふれていました。のぞみ寮は、気づけばそこに愛がある、そんな場所です。私たち旧委員達を支えてくれたみんなにありがとう。そして、新委員のみなさん、これからがんばってください!」とのメッセージがありました。Sさんのメッセージにもぐっとくるものがありました。

 のぞみ寮の旧委員達、素敵な土台をつくってくれたなぁと彼らの姿を通して改めて痛感させられました。そんな先輩達の背中をみて過ごしてきた新委員達。彼らが今度はその土台の上にどんな「素敵」を創り上げていってくれるのか、楽しみでなりません!

 引き継ぎ式の締めくくりはのぞみ寮らしく、東寮長によるお祈りでした。仲間と共に心を合わせて祈ること、その幸せや喜びも改めて感じることの出来たひとときとなりました。幸せです。

 

 

 

 

0044_11 0044_13 0044_14 0044_16 0044_17 0044_18

 9月30日(土)は敬和学園創立50周年記念式典が中央区のりゅーとぴあにて執り行われました。朝8:30、のぞみ寮生全員が4台の観光バスに乗り込み、出発しました。時間にしっかり余裕を持って集合するあたり、さすがのぞみ寮生です!!

 式典は3部構成で、1部はもちろん礼拝。一堂に集った本当に多くの人達と共に祈り、聖書を読み、小西校長のお話に耳を傾け、賛美をしました。素敵な礼拝であったことは言うまでもありません。

 2部は記念講演会。医師で言語学者で詩人の山浦玄嗣先生のお話でした。先生のお話をしっかり自分の中にとどめておきたいと、必死にメモを取りながらお話に食いつくように聞いている寮生達がいました。「本当に面白いお話だった。」「このメモ、宝物だわ!」「先生の本、買おうと思う。」など、帰寮してからも先生の講演についての話題は尽きず。山浦先生とも、先生とのお話とも、強烈な興味を持って話を聞ける自分とも……2部だけでもたくさんの素晴らしい出会いを与えられたんだなぁと感じさせられました。

 3部は記念演奏会。国内外で活躍されている敬和の先輩達による演奏会。心打たれないわけはありません。あこがれる人たちとの出会いをまた一つ与えられたようでした。

 敬和学園創立50周年という節目の時に敬和学園の生徒であれたことに「喜びだね~。」と笑顔で語るのぞみ寮生。本当にそうだね!と大きく相づちを打つ私がいました。

 

 

 

 

0044_21 0044_22 0044_23 0044_24 0044_25 0044_26 0044_27 0044_28 0044_30 0044_31 0044_32 0044_33 0044_34 0044_35

 10月4日(水)~6(金)までの2泊3日、全校修養会でした。前日の夜、寮務室にいた私はあまりの館内の静かさにびっくり。「誰もいないみたいじゃん!どうしたの!?」と事務室でくつろぐ数人に声をかけると「みんな明日からの修養会の準備に必死なんだよ。」とケタケタ笑って応えていました。「あなたたちは?」「私たちは準備終わった組。」と余裕の表情。家で暮らしていればお父さんやお母さんにちょっとは手伝ってもらえたかもしれない準備も、寮生は自分で何もかもやります。すごいなぁと思います。

 荷物のパッキングにも個性があふれています。「え!?労作するんだよ!?雨降るかもだよ!?寒いかもだよ!?そろってる?大丈夫?」とうるさく言ってしまうほど、超!コンパクトに収めている人達(当然、必要な物は入っているのだそうです。)や、「ねぇ、1週間くらい海外にでも行くの?笑」と突っ込みたくなるほど大荷物の人達。でも中には「先生!大きいのはカバンだけ!中身はコンパクトなんだよ!!」と本当にガラガラのスーツケースを開けて見せてくれる人も。。。修養会前夜の点呼では「荷物」というトピックだけで各部屋で話が山盛りでした。笑。

 当日朝、1年生は先輩達より一足早くに出発です。「忘れ物ない?長靴もった?」なんて互いに声を掛け合いながら出発していく様子に、4月のオリキャン出発時には見ることが出来なかったコミュニケーションやチームワークがあり、送り出していた私は密かに嬉しくて、また帰ってきたときの成長を期待し、一人でワクワクしてしまいました。「行ってきま~す!」とバスの窓を開けて元気に出発していった1年生たちでした。

 2・3年生はいつもの時間通りに出発していました。さすがに先輩!忘れ物などの不安なんて一切ない、安定の出発でした!(と思います。笑)

 1年生は津南町でのキャンプ、2年生はグループ別で動きます。新潟市内から、遠い所では長野・共働学舎や十日町・湯沢などへも出かけていきました。3年生は志賀高原へ。たくさんの出会いを得て帰ってくるみんなの姿を楽しみに送り出しました。

 6日の帰寮後、「クタクタ~!!」と言いながらも夕食をいっぱい食べるみんなの様子や、どろどろになった長靴を館の表できれいに洗っている姿、「こんなことしたんだよ!」とニコニコと報告してくれる話から、充実したものであったこと、たっぷり自分探しをしてきたことを知り嬉しくなりました。週末は3連休。ゆっくり休んで、10日からまた学校生活、たっぷり楽しんで下さい!