自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/10/03
中華丼・春雨サラダ・ワカメスープ・牛乳・杏仁豆腐
9月30日（土）、法人・高校創立50周年、大学創立25周年記念式典が挙行された。多数の皆様から御臨席を賜り感謝に絶えない。第一部記念礼拝では小西理事長より、この50年は決して平坦ではなかったこと、しかし常に御心によって守られてきたことへの感謝が語られた。第二部記念講演では講師山浦先生が、震災とその後の歩みを「冒険」 と称して証しされた。昼食を挟んで午後の第三部記念演奏では卒業生の皆さんが素晴らしい演奏と歌唱を披露してくれた。
この日、いったいどれだけ多くの方々が敬和のために祈りをささげてくださっただろうと思う。そして、この50年間どれほどの祈りがこの学園のためにささげられたかを思うのである。創立以前から新潟で、また遠くドイツで、あるいは創立後、太田先生が尋ねて行かれたアメリカで、多くの祈りに支えられ、敬和は生まれた。それがようやく半世紀を迎えることを許されたのだと感じた。
さぁ、感慨にふけるのは終わりである。高校は明日から修養会。それぞれの学年が50周年と平行して準備してきた大切なプログラムである。学校を離れ、新しい自分、他者、人知を越えた存在と出会う時となるよう願っている。そして他者を排除する単一で卑小な「俺らファースト」ではなく、他者のために自らの賜物を用いる喜びに気付く機会として欲しい。
50年の歴史が示すように、寛容と多様性こそ我々が生き延びる道である。この中華丼のように。
（Ｓ・Ｋ）
