毎日の礼拝

毎日のお話

2017/09/25

小西 二巳夫(校長)

ヨハネの黙示録 6章1~2節 三浦しをんの『仏果を得ず』は、高校の修学旅行で文楽を観劇して、魂を揺さぶられた健の物語だ。健は舞台での老人のエネルギーに圧倒されて、その虜になり文楽研究生となる決心をする。全ての敬和生がしなければならない進路選択は、所属を決める事ではない。どんな生き方をするのか、何を大切に生きていくのかという事だ。健のような体験が、うらやましいと思うかもしれない。しかし、むしろ起こってほしくない出来事や悩みの中で、神様が誰かの言葉を通して現れてくるものだ。