自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/09/19
ソフト中華麺(味噌野菜スープ)・イワシフライ・切干中華和え・牛乳・オレンジゼリー
台風一過。朝は爽やかな風が吹き、空が少し高くなったような気がする。周辺の田は稲刈りが進み、白鷺が刈り終えた跡にえさを啄ばんでいる。新潟の秋は豊かだ。
たまたま見た記事に新潟県の神社の数は全国1位だ、とあった。明治の頃多く建てられたらしいが、その理由が驚きだった。明治の中ごろの人口は新潟が1位だったというのである。新潟166.3万人、東京135.4万人(4位)。その後多くの越後人は栄達をもとめ上京し人口は逆転してゆくのだが、これだけの人口を支える豊かな実りがあったからこその1位であろう。
キリスト教史に造詣の深いO先生によれば、同志社設立の新島襄は布教重点県として新潟を上げたそうである。豊かで人口が多ければ、至極当然の判断であろう。このような地にまかれた種が本年度50周年を迎える。先達の残した豊かさを食いつぶすのではなく、後世に残して行かなければならない。お祝いは9月30日限り。その後は更なる発展を目指した歩みが再び始まる。
気持ちも新たに、中華麺の袋を丁寧に開けるのだった。
(S.K)