毎日の礼拝

毎日のお話

2017/09/11

小西 二巳夫(校長)

ヨハネによる福音書 1章1~4節 江國香織の『デューク』は、愛犬デュークが死んだ翌日、電車内でも涙が止まらない主人公が目の前に現れた少年と過ごす一日の物語だ。 別れ際、少年は主人公にデュークを想起させる言葉を告げる。今日の聖書で、言葉に力や人格があるという通りだ。主人公はデュークによって励まされ、育てられてきた事、デュークとの関係が永遠のものである事を知る。聖書を通して、神は必要な言葉を与えて下さる。時に聞きたくない言葉によって、示される事もある。敬和は言葉を大切にする。自らの言葉に責任を持ち、生活の全てを大切にしたい。