自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2017/07/18
食パン・ビーフシチュー・グリーンサラダ・牛乳・フルーチェ
50周年記念事業として取り組んできた校舎・寮の改築改修工事が最終段階を迎えた。本年度は美術室改修と創生館の空調設備工事に加え、各教室への電子黒板設置である。教員にはipadが配られ、夏の研修では電子黒板の連携操作と授業への活用を学ぶことになっている。
こういうと、古きを廃し新しきを重んじるかのごとくに聞こえるかもしれないが、そうではない。敬和にいると感じるのだが、美術室とその周辺は独特の空気が満ちている。目の前に広がる中庭の木々とひっそり立つ塑像。中に入ると無造作に置かれた卒業生の習作。床に落ちた絵の具のしみ。これら一つひとつが、人を魅了してやまない芸術の力を形象している。そのため、改修工事も極力この雰囲気を残すように進められる。変わるものと変わらないもの。生徒が学校で学んだことの真理を悟るまで、まだまだ時間が必要だ。時代の流れが速ければ速いほど、学校は変わらないように意識しなければならないのではないか。
今日のビーフシチューの味が出るようになるにも、多くの時間が必要なのだ。
(S・K)