のぞみ寮通信

みぎわ館

2017/04/26

みぎわ館通信 2017年4月26日 第262号

1年生、頑張っています!

0426_mi02 2017年度がスタートして3週間が経ちました。だいぶ暖かい日が続くようになり、学園の桜の花もあっという間に散ってしまいました。1年生達は寮生活に慣れ始めましたが、同時に疲れも少しずつ見え始めています。1ヶ月間は寮に慣れるために自宅に帰ることができない1年生達。本当によく頑張っているなあと思います。親元を離れての生活は本当に大変。そしてとても寂しい気持ちになります。
 入寮して一週間が経った頃、1年生4人が事務室に入って来ました。しくしくと涙を流しながら……。「寂しい、家族が恋しくて今すぐ帰りたい。」聞いている私も切なくなります。でも、色んなことを話しているうちに、一人の生徒が言いました。「寂しくて悲しいけど、嬉しいことや楽しいことも確かにありました。これからもっともっとたくさん楽しいことがあると思うと、ゴールデンウィークまでは頑張ろうと思います!」と。今はまだ親元を離れて寂しい気持ちでいっぱい。でも、たった1週間だけれど、その間に確かに楽しいこともあった!と、気付けたのです。先輩達はとにかく優しいし、1年生達のために4館合同の行事を企画してくれたし、きっとまだまだ楽しいことが寮生活にはある!気付いてくれて嬉しいなあと思いました。
0426_mi01 「お家に帰りたい」とか「辛い、悲しい、寂しい」とか言ってはいけないなんてことはないのです。むしろ、誰かの前でたくさん泣いたらいい!なぜなら、その気持ちを誰かが一緒に感じてくれたら、その誰かが違う見方をしてくれることもあるからです。だから寮ってすごい!いいなあ、と思います。4月29日(土)の寮祭では、各館の1年生が出し物をします。1ヶ月の頑張りをお披露目する時。寮祭が終わればゴールデンウィークが待っています。1年生のみなさん、一緒に4月を乗り切りましょう!(小林)

 

 

 

 

 

2・3年生もやることがたくさん!
 さて、3年生はというと……。消灯後、ホールを使う生徒が増えてきています。あれ?もうテストの勉強?第一定期テストはゴールデンウィーク明けのはず。すごい、早いなあと思っていると……、ちょっと違いました。何を一生懸命頑張っていたかというと、そう、3年生といえばフェスティバルです!6月のフェスティバルに向けて、48回生は始動しています。今年も総合チーフや各部門のチーフになり、役割を与えられたみぎわっ子が何人もいました。いよいよこの時期。3年生にとっては最後のフェスティバル。とにかくやり切って欲しいと思います。
 2年生は新しいクラスでの学校生活に少しずつ慣れてきた様子です。この時期の2年生の大仕事は、寮祭で1年生が行う出し物のサポートです。毎年、女子寮では1年生が劇の発表をしますが、劇の内容を考えたり、小道具を作ったり、練習を進めたりするのは2年生の役割です。実は、昨年度の3月から考え始めていました。まだ入寮して間もない1年生達が、少しでもお互いの仲を深められるように、また、こんな風に成長して欲しいという思いを込めて、劇の内容を考えていました。出し物の練習が1・2年生合同で始まっています。さて、どんな劇に仕上がるのか、今から本当に楽しみです!

 

桜の木の下で、学年ごとに集合写真を撮りました!みんなとってもいい笑顔です♪

0426_mi03 0426_mi04 0426_mi05

 

 

 

 

礼拝のお話

2年 A.K
 突然ですが、皆さんは普段、物事の本質的な所を見極めて生活していますか。本質的な所を見極めるというと、少し難しいかもしれませんが、簡単に言えば、何が重要なのかをしっかり考えていますか?と、いうことです。私達人間は、毎日何かを考えたり思ったり、感じたりしながら生きています。実際に考える、ということが人を変えることがあります。それは良くも悪くも。自分の考えが誰かの役に立つこともあれば、自己嫌悪に陥って、自分自身を苦しめることもあるように。つまり、考えるということは、私たちが生きていく中でとても大事なことであるということです。
 では、考えるということを、皆さんはどのように活用していますか?しっかり自分の考えをもつことができているでしょうか。誰かの言われるままに流されてはいませんか?
 例えば、寮生活で先輩や先生から何かを教わったり注意されたり、時には怒られたりなどありますよね。それは、寮生活に限らず、学校や家でもあると思います。それに対して、皆さんはどのように思っていますか?何も考えず、ただ言われたことをこなしているだけでしょうか。それとも、「面倒くさい」や「だるい」など、反抗的でしょうか。どちらにせよ、それではここ、みぎわ館に居る意味はありません。何も得られず、成長することはできません。
 皆さんがなぜ、このみぎわ館に入ろうと思ったのかはわかりませんが、せっかくここに居るのですから、ここでしかできない体験をしませんか。もっとたくさんの人と関わりを深めたり、時には色んな人をも巻き込んで喧嘩をしたり。悩んでいる人がいれば、躊躇なく手を差しのべ、自分が落ち込んでいる時には、みんなに励ましてもらう。こんなにみぎわ館はあたたかいんです。他にこんなところがあるでしょうか。これができているのは、みぎわ館を今まで築いてきてくださった先輩方のおかげです。
 私たちがこれからも引き継いでいくためには、やはり「考える」ということが必要です。なぜそれをしなければならないのか。その時その時で何が一番最適なのか。考えた分だけ可能性は広がるのです。どうか、惜しまずたくさん考えてください。嫌なこと、悲しいこと、苦しいこと、辛いこと、これからどんどん増えていくと思います。ですが、どの出来事も必ず自分を成長させてくれると思います。