のぞみ寮通信

光風館

2017/03/03

光風館通信 2017年2月26日 第486号

< 部屋替え〜宝探しゲーム編〜 >

0226_ko01 2月12日(日)今年度最後の部屋替えを行いました。2月に入ってからインフルエンザに罹ってしまう光風生が続出し、また3年生が自宅学習期間に入り、卒業・寮修了を控え、光風館も寂しさと静けさを感じる日々でした。しかし、この日はインフルエンザから回復した生徒も戻り、大騒ぎのひとときとなりました。この時期の部屋替え発表は、昨年に引き続き恒例となる“宝探しゲーム”にしました!光風館内の至る所に名前と部屋番号を書いた紙を隠し、自分の名前を探しに行ってもらいましたが……なかなか見つからずに苦戦する姿が見られました。なぜなら、紙を隠してくれたのはユーモアに溢れる行事委員のI.K君・K.S君(2年)、ケガのため部屋替えが出来ないK.T君(2年)だからでした。彼らにお願いした結果、公衆電話のおつりが出るところやキッチンにある鍋の中、冷蔵庫を開けて奥のほうに隠したり、暖房のカバーを一度外さないとわからない裏側に隠したりと高難度になってしまいました。そして、ホワイトボード用水性ペンのキャップの中に紙を丸めて入れられてしまったS.R君(2年)は最後まで見つからず、困惑していましたが……周りからの指示でやっと見つけることが出来ました。あれは難しくて絶対に指示無しでは見つけられないよね。
 今回の部屋替えは、来年度の新入生を迎えるための部屋になります。各部屋で新入生を迎える準備は出来ていますか?あまりにも汚い部屋は、撮影して写真を実家まで送ります。そうならないように、新入生を気持ち良く迎えるためにも部屋を整理整頓してくださいね。(片岡)

0226_ko02 0226_ko03 0226_ko04 0226_ko05

 

 

 

< 光風館クリスマス特別賞“イタリアンスペシャルコース” >

0226_ko06 1月28日(土)光風館クリスマス特別賞“イタリアンスペシャルコース”の食事会を開催しました。今回、光風館クリスマスで見事に勝ち取ったのはK.T君(3年)とH.K君(1年)でした。本当はもう一人予定していましたが……どうしても日程が合わず特別賞を返上することになり、その残りの一枠を掛けて、じゃんけん大会をしました。しかし、じゃんけんで勝ったはずなのに気を遣って譲ってくれて、運良く決まったのはA.H君(3年)でした。まさに“棚からぼた餅”のような状況でした。食べたのはイタリアンだけどね。譲ってくれた優しい2人、来年こそは当たるように応援しています!(片岡)

 

 

 

 

< 礼拝のお話 >

『私はいったい何者なのか?』       Y.N(2年・新潟市中央区出身)

 今日はこのような機会をいただけたことに感謝します。私もそろそろ光風生と名乗っても、違和感のないような人間になれたでしょうか?そうだと素直に嬉しいです。また、もうすぐ50回生が入学・入寮してくるということで、私も寮の中でようやく先輩になるのかと思い、ワクワクドキドキしています。
 『私はいったい何者なのか?』これは私が最近よく考えていることです。「自分は自分でしょ?」それはその通りです。ですが、私が言いたいことは「『自分はどんな性格で、何が好きで、何が嫌いなのか』と自分自身を理解しているのか?」ということです。私は、自分自身を全くと言っていいほど理解しておらず、それ故に「私はいったい何者なのか?」と思うのです。もしかしたら「他人から見た自分がそのまま自分なんじゃないのか?」と思う人がいるかもしれません。それは違うと思います。他人は他人でしかなく、自分のことは自分にしか理解出来ないと考えているからです。自分ですら理解出来ないことを他人が理解出来る訳がないと思います。ですが、もしかしたら他人だからこそ理解出来ることなのかもしれません。もし、自分のことを自分以上に理解している人がいるなら、あるいはもう出会えているのなら、それはとても喜ばしいことですね。
 通学生だった頃の私はきっと一人では何も出来なかったと思います。携帯を手放したくても手放せず、目の前の相手と接することを大切に出来ない。そのような人間でした。また、それを当たり前のように感じ、「自分が何者なのか?」という疑問すら抱けていなかったです。ですが寮生になり、目の前の人とのコミュニケーションを大切にしたり、少しずつですが一人でも行動出来るようになったりしました。また、この寮生活をすることで、「自分は何者なのか?」という疑問を抱けたことは何より良いことだったと思います。
 アイデンティティの確立は青年期の課題です。私はこのアイデンティティの確立を高校卒業までにしたいと考えています。今のうちに確立させれば、今後役に立つし、進路先での行動に自由が生まれると思っているからです。高校のうちには難しいと思う人もいるかと思いますが、この敬和なら、私たち敬和学園の寮生なら出来る気がします。様々な経験をしている私たちなら、仲間と本音で話し合い、本気で笑い合っている私たちなら出来る気がするのです。そして、何よりも確立させることで自分を好きになれれば良いなと思っています。