のぞみ寮通信

めぐみ館

2016/10/05

めぐみ館通信 2016年9月28日 第61号

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日曜日夜の委員会。 3年生から2年生への引き継ぎの日。

受け継がれるバトン~世代交代~
 修養会に向けて、めぐみっ子も元気にそれぞれの地に出発しました。前日の夜は、各部屋にぎやかに準備を整えていました。
 みんな出かけた後のめぐみ館は、物寂しさが漂っています。寮のスタッフもそれぞれの学年に引率しますが、今年私は留守隊で残り彼女たちを見送りました。残念ながら天候は雨ですが、3日間の時、守られて恵みが多くありますようにと静けさの中で祈っています。
 後期がスタートしてひと月。9月は、3年生から2年生へ仕事の引き継ぎが行われ、世代交代の時を迎えました。
 先輩の働きぶりを見ながらそれぞれ積極的に希望の委員会に立候補してくれるうれしい姿が見られました。残念ながら希望が叶わなかった子もいましたが、自分の力を活かしたい気持ちが強く感じられました。
 めぐみ館のテーマ決めも、2年生が集まり話し合いを続けています。それぞれに前向きな意見の交換をする姿からは、2年生の成長ぶりを感じます。3年生は進路に向けての日々になりますが、今まで通り1,2年生を優しく、そして時には厳しく、支えてくれる存在であることを心強く思います。
 互いの弱さを受け止め、認めながら、支え合い、居心地の良いめぐみ館の運営を築いていってほしいと願っています。(小菅)

 

 

~ピアエデュケーションのひとこま~

愛されて支えられて
 正直びっくりしました。でも、その後じわじわと温かい気持ちになりました。「愛おしい」こう言って、少し照れたようにへへっと笑ったのは妊婦体験をしたある女子生徒です。9月16日(水)、3年生対象にピアエデュケーションが行われました。今回の講師は、これまでにも何度もお世話になっています新潟医療福祉大学ピアサークルのみなさん11名です。限られた時間の中ではありましたが、「大学生と高校生、ともに学生である私たちで一緒になって考えよう」と準備を重ねてきてくださっていました。より、リラックスして活発に意見交換ができるようにと、学生さんが高校生グループの中に入ってくれたり、自分であだなをつけたり、口調を工夫してくれたり。
 頭では分かっているつもりでも普段の生活の中では、家族や周囲の人たちが支えてくれていることを当たり前のように思ってしまったり、なかなか思いを行動に移せなかったりします。しかし、みんなの発言から、家族と離れて生活する寮生だからこそ、自分を愛して支えてくれている存在の大きさを知っているんだなと感じることができました。初めて挑戦する生徒が多かった妊婦体験では、重さに耐えられずに、ぷるぷる震えてまっすぐ立てない人や思わずうめき声を出してしまう人が多かった男子寮生と、「わー、すごーい」とにこにこしたり、大きなお腹をなでたりと余裕を見せた女子寮生の様子が印象的でした。私自身、周囲で支えてくれる人に感謝すべき一人として自分のことを振り返ってみたり、生徒たちから次々と出てくる興味深い発言に一緒に笑ったり納得したりしながら、有意義な時間を過ごすことができました。ピアサークルの学生のみなさん、本当にありがとうございました。(村田)

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花より団子?!?
 9月15日は「中秋の名月」お月見団子のリクエストが以前からあがっていました。屋上も開放してムーンパワーもからだいっぱいに浴びつつも、やはり、花より団子。お鍋いっぱいのお団子も、彼女たちのお腹の中へ。「お月様もきれいだったけど、お団子食べられてしあわせ」とにっこり。

 

 

おすそわけ…
 「家から送ってもらったの、ここでみんなと食べてもいいですか?」と。みんなで食べた方が美味しいからと、梨を持って来てくれた生徒がいました。
 「私も皮むきしてみたい。家でやったことないからできるかな?」と皮むきをしている生徒の側で見様見真似でチャレンジする姿も。何事もチャレンジする気持ちが大切。剥きあがった梨を眺めながら「今度家に帰ったらやってみよう」と自信満々の表情がかわいらしかったです。
 また「ケーキ作ったから、みんなで食べましょう」とケーキのおすそわけも。「どうやって作るの?」「今度教えてほしい」等々食べながらにぎやかです。分け合って美味しさを共にする喜び。彼女たちの幸せそうな表情を側で見ながら、うれしい気持ちになります。こんなささやかなうれしさを大切にしていきたいと願っています。(小菅)

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礼拝のお話
「成長を感じる時」     1年 A.Y

 みなさんは、過去に戻りたいと思ったことはありますか?私は何度もあります。“ここでああすれば”とか“もっと〇〇できたのに”とか。今思い出すのも悪い思い出ばかりです。特に敬和に来るまでの私はそうでした。とてもネガティブで、過去を悔やんで、でもその経験を活かすことが出来ずにいました。
 でも敬和に来て変わったと思うことがあります。それは、あまり過去に戻りたいと思うことが減ったという事です。中学の頃からの考え方が変わりました。昔は、戻れない過去に“どうして戻る事ができないのか”ばかりを考えていた私が今は、“戻れない過去を変えようと思うのではなく、それを活かして、未来を少しでも良くしよう”と考えられるようになりました。たったこれだけのことですが、自分ではとても成長する事ができたと思っています。みなさんも失敗してしまった時など過去に戻りたいと思うことがあったら、未来を少しでも良くしようと考えてみてはいかがですか?少しは気持ちが楽になるかもしれません。

 

 

 

♡おめでとうございます♡

0928_me09 昨年度末まで、めぐみ館の担任だった会田先生が結婚されました。各館の2,3年生でビデオメッセージを作成しプレゼントしました。
 心を込めた温かく趣向を凝らしてのビデオメッセージとなりました。めぐみ館も撮影時は、笑い声が絶えず、幸せな気分に包まれた時となりました。会田先生もとても喜んでくださいました。どうぞ末長くお幸せに。(小菅)

 

 

 

 

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