毎日の礼拝

毎日のお話

2016/09/26

小西 二巳夫(校長)

ペトロの手紙 Ⅰ 1章13~15節 『窓の向こうのガーシュウィン』という小説は、聴力に問題があり、うまく調整できない事を弱さだと恥ずかしく感じ、目立たなく生きている女性が主人公だ。彼女は聞きたくない音に対して、批判する反応をするのではなく、雑音と捉える防御本能が働いていた。それが彼女の持つ謙虚さで、人間性の良さを表していると思う。彼女は、聖書でパウロが言っていた、自分の持つ弱さを誇る事ができていたのだと思う。私達は互いの関係の中で、謙虚に応えられる人でありたい。