毎日の礼拝

毎日のお話

2016/09/23

山口 和憲(聖書科)

ヨハネによる福音書 11章4~10節  相合傘をした時、1人用の傘に2人が入るから、肩も腕も濡れ、窮屈で不自由になる。競争社会では、誰にも奪われない私だけの「場所」を守ろうとし、場所取り争いで勝者が優越感に浸る一方、排除される者がいて不正や暴力が起こる。しかし、互いに愛し合い、共に生きる共生社会にできたらどんなによいか。窮屈で不自由でも、歩幅を合わせれば、目的地への到着が遅れても良い景色が見えてくる。敬和は毎朝の礼拝から始まり、窮屈で不自由で変わった高校生活だと茶化される事もあるかもしれないが、そこに連なる一人一人に与えられた場所にイエスが共におられる。