のぞみ寮通信

めぐみ館

2016/07/20

めぐみ館通信 2016年7月18日 第58号

体験入寮のMさんを迎えて
 2期テストを終え、ホッと一息。夏休みの帰宅を心待ちにしているめぐみっ子です。
 体験入寮で1年生のH.Mさんを迎えました。Mさんを迎えるために、1年生は集まってにぎやかに、「ウエルカムボード」の作成をしたり、安心して寮生活ができるためにと話し合いをしたり迎える準備を整えてくれました。和気あいあいに語り合う様子を見ながら、入寮の頃の不安いっぱいの表情が重なり、3ヶ月の日々で心がほぐれ、表情もほんの少し大人び、一人ひとりの成長をうれしく感じた場面でした。
 行事委員の3年生は初日に「歓迎会」を企画してくれました。メインゲームは、めぐみ館恒例の“フルーツバスケット”こんなにもエネルギッシュな“フルーツバスケット”を見たことがありません。テスト明けでリラックス気分。笑顔あふれる和やかなひと時を過ごしました。

(小菅)

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「体験入寮を通して」  1年 H.M
 私が寮体験をしようと思ったのは、通学がだんだん苦しくなってきたからです。通学に2時間かかり、電車もバスも座れません。部活もやっているので体力の無い私は家に帰ったら倒れこむように寝るという毎日でした。
 寮体験を決めたものの、初日は家族から離れるということで、不安で、不安で仕方なかったです。ですが荷物を運ぶのを手伝ってくれた1年生が明るく話しかけてくれて、緊張がだいぶほぐれ、うれしかったです。また2,3年生の先輩からも「よろしくね」「楽しんでね」等、声をかけていただきとても温かい気持ちになりました。
 寮の生活ははじめてのことばかりで、覚えるのが大変でしたが1年生や先輩に教えてもらってなんとか生活をすることが出来ました。特に同室のTちゃんには本当にたくさんのことを教えてもらって感謝しています。教えることは大変だったと思うけど、やさしく教えてくれてありがとうございました。
 この1週間で分かったことは、寮は助け合いで、人のことを考えて行動するということを学べるところだということです。同じ部屋で生活をするので「迷惑かな?」「うるさいかな?」と人の迷惑にならないか考えます。家にいるときは好きなことをやっていたのですが、人の気持ちを考えるというのは大人になって、社会に出ても大切なことだと思うのでとても勉強になりました。
 この1週間お世話になりました。まだ入寮するかすごく迷っていますが、もし入寮することになった時はまたよろしくお願いします。

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礼拝のお話
「私の大切にしている時間」  1年 I.S
 私の両親は教会の牧師をしています。だから私は生まれた時から教会に行っています。今日は私が過ごしてきた、教会生活についてお話をしたいと思います。
 教会生活といっても、小学校までは普通の子どもの礼拝に出席して、礼拝の中でするゲームやお話、讃美を楽しんでいるだけでした。でも中学生になって部活の時間が、子ども礼拝と重なるため大人の礼拝に出席するようになりました。最初の頃は“つまらないなぁ”とお父さんの聖書の話を聞いているだけなんてと思いながら礼拝をしていました。
 中学2年生のある日。教会に来ている若い人達に「一緒に讃美バンドを組まないか?」と誘われました。最初は、社会人と中学生で讃美チームができるのかな?と思っていました。でもこれはなんだかやった方がよさそうな気がしたので、戸惑いながらも讃美チームに入りました。主にピアノを担当しました。
 中学生になると、小学生の頃より悩みも増え、苦しいこともありました。そんな時は、讃美したり、祈ったり、聖書を読んだりしました。讃美したり、祈ったり、聖書を読むと、イライラしたり、ムカついていたことがスッととれて、落ち着いて物事に向き合うことができます。この体験をしてから、私は苦しいこと、辛いことがあると讃美し、祈り、聖書を読みます。今では讃美の素晴らしさを教えてくれた讃美チームに感謝しています。
 私の心に残っている聖書箇所を紹介したいと思います。「常に主を覚えてあなたの道を歩け。そうすれば主は、あなたの道筋をまっすぐにしてくださる」(箴言3章6節)
 みなさんも、辛いこと、苦しいことがあったら、是非一番に神様に祈り、助けを求めてみてください。

 

 

 

「両親への感謝」  1年 A.Y
 私は、自分から希望して入寮しました。家では、とても我がままで、自分では何もしないのに、両親に文句を言い、何か言われると口答えばかりしていました。
 “そんな自分ではいけない”“変わりたい”と思い始めた時に敬和学園のことを知りました。“自分を変えられるのは敬和だ”と両親に敬和を受験したいと気持ちを伝えました。両親は私の気持ちを受け止めてくれました。
 自分で希望した寮生活でしたが、初めてのことばかりで戸惑うことが多くあり大変でした。両親に甘えて生活をしていたこと、そしてありがたさを強く実感しています。両親にたくさん心配をかけたことも後悔しました。
 寮生活は大変なことも多いですが、人間関係や親のありがたみもわかって、入寮して本当に良かったと思っています。この生活を支えてくれている両親に感謝し、たくさんのことを学び、過ごしていきたいです。

 

 

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 1年生14名の初めての礼拝のお話の掲載を終えました。自分の言葉で一生懸命に語っていました。経験することを怖がらずに、チャレンジしてほしいと願っています。成長していく姿が今から楽しみです。(小菅)