自分探しの敬和学園で 人を、自分を、好きになる。
2016/04/04
それは、ある一人の寮生の問いかけから始まりました。
「先生、先輩から制服や体操着を個人的にもらうって、どうなんですか?」
「大切にするなら分かります。でも、みんながそうしているだろうか?なんとなく着て、なんとなくその辺に放ってあることないですか。それなら、きちんと制服を後輩のために寄贈する形をつくったらいいと思うんです。」
その問いを受け、1月29日の46回生(3年生)終業日に呼びかけを行いました。
「敬和を思う気持ちを、後輩への制服リユースという形で表してみませんか。」
年度が替わる3月31日までに、6名もの46回生が制服を届けてくださいました。
「49回生が安心して楽しい、恵みの多い敬和生活を始められるよう願っています。」
「俺、卒業してこんなすぐ敬和来るつもり無かった。なんか敬和離れできていないみたいに思われるの嫌だし。そんなキャラじゃないし。でも母ちゃんが兄ちゃんの分とお前の分と学校持って行けっていうから……。」
「4月2日の大学の入学式を前に敬和での生活に感謝しています。私の制服が誰かの役に立つのであれば嬉しいです。ネクタイもつけておきました。先生方、敬和学園の益々のご発展をお祈りしています。」
敬和の制服はブレザーだけです。それだけに思い入れもあるはずです。届いた制服にこめられた46回生の皆さんの気持ちを大切に、後輩に伝えていきます。すでに新入生49回生に3着が、皆さんの想いとともに貸与されました。神様は必要とされるところに、必要とされるものを備えてくださいました。目に見えない大きな力が働いたことに感謝し、祈りを持ってご報告させていただきます。(生活指導部)