敬和の学園生活

日常の風景

2014/08/11

2014海外教室Newsletter⑧

海外教室Newsletter⑧ August 7・8, 2014

 7日は午前中に絵日記・プレゼントのフォトフレームを仕上げて12時半から4つのファミリーのキッチンに散って行きました。生徒の作る料理が上手く仕上がるのか非常に不安ではありましたが、集合時間に集まってきた料理を試食してみるとなかなかの出来。約100人分の料理ということもあって「作るの大変だったんだから!」と猛烈にアピールしていましたが、皆満足気でした。私自身も今年はRayna先生の家でお寿司(ツナロール)を作らせてもらい、生徒の料理と一緒に出しました。

 生徒たちがそれぞれ作ったものを説明しながら(“Chicken, egg and onion!!”=親子丼、と言った具合です)、ファミリーに手渡し食べてもらうと、「おいしい!おかわりしてもいい?」との声が。気づけば空になっているものも!生徒たちも久しぶりに食べる日本食、しかも自分たちで作りFamilyからもおいしいと言ってもらえた食事に大満足でした。

 食事の後は何日も練習した歌とダンスの披露をしました。午前のリハーサルでは「本当に大丈夫?」思ってしまう場面もあったのですが、1曲目が終わった瞬間に大喝采!!心配&緊張していた生徒たちもこれで安心したのか、残りの3曲も大きな歌声とノリノリのダンスで会場を湧かせてくれました。

 みんなに楽しんでもらった後は、「ありがとう」のメッセージ入りのフォトフレームをファミリーに手渡しました。家族写真をファミリーごとに撮らせてもらいましたが、みんなとても良い表情をしています。「なんだか笑い方までFamilyに似きたなあ。」と思う生徒もいるほど、しっかり“家族”になれたようです。

 

 8日は12時からRayna先生の家に集まりSwim Partyを行いました。Californiaのこの地域では庭にプールがあることは珍しくありませんが、このプールは特別大きめです。一番深いところはなんと3.6mもあって、生徒たちも大喜びで叫びながら飛び込んだり潜ったりして遊んでいました。また、Cliffがホットドッグとハンバーガーを目の前でグリルしながら沢山作ってくれ、これも大喜びで食べました。「これが最後のactivityなんだ」と、皆噛みしめながらこの時間を過ごしたようです。

 

 9日のフリーデーを挟むともうこのCaliforniaを出発します。日本から遠く離れたこの地で過ごしたこの3週間は、生徒たちにとって本当に掛け替えのないものとなりました。「起きているのに部屋からなかなか出てきてくれない」「部屋を散らかしている」といった声もFamilyから聞こえてくることもありましたが、それでも生徒たちの持つ個性をそのまま丸ごと受け止め、家族の一員として精一杯愛情を注いでくださったFamilyに感謝したいと思います。もうすでに「いつか必ず会いにくる。」と約束している生徒もいますが、全員が「さようなら」ではなく「またね」と言ってくれるよう切に願います。この3週間は一つの「切っ掛け」に過ぎません。この授業で育まれた感性や人間関係が、生徒たちのこれからの人生に意味深いものとなりますように。

 長い期間お支えくださった保護者の皆様、関係者の皆様に感謝致します。本当にありがとうございました!

         Megumi Oguro