敬和の学園生活

日常の風景

2014/07/24

2014海外教室Newsletter②

海外教室Newsletter② July 22, 2014

 大変なことが起こりました!(注:生徒のことではないのでご安心ください)

 なんと、夏の間は雨が降らないと聞いていたカリフォルニアに雨が降ったのです!!何ということでしょう。今回参加している生徒の中に、ものすごいパワーを持った雨男または雨女がいるに違いありません。「今年のカリフォルニアは例年以上に雨が少なかったから、(私たちがいる地域のすぐ近くにある)フォルサムレイクも水がすごく少ないんだ。」そう教えてくれたのはH.H君のホストファーザー(Cliff)でした。私たちがこちらに到着し、バスを降りてすぐの挨拶がこれだったので「何も今言わなくても…。」と思ったのですが、それだけ大変なことなのだというのはしっかり伝わってきました。それを聞いて2日後のことだったので、非常に感動的な雨でした。しかし生徒たちに「絶対降らない!」と言い続けた私としては不敗神話(?)が崩れたような複雑な気持ちになりました。ただ、雨の直前にはこれまた奇跡としか言いようのない、とても綺麗な虹がはっきりと空に出現したので「きっとこの海外教室がうまくいく前兆だ!」と前向きに考えることにしました。

 それはさておき、それぞれの初めての週末を終えて生徒たちは元気に学校に集合しました。久しぶりに話せる日本語で勢い良くおしゃべりをしていたのは言うまでもありません。皆多少の時差ボケはあるものの、一人一人に確認すると体調はすこぶる良いとのことでした。ファミリーとのコミュニケーションも徐々に取れてきているようで、中には「ホストブラザーに日本語を教えようとしたらひらがなの“わ”が書けなくて、電子辞書で調べた!(笑)」というアメリカに馴染みすぎた強者もいました。

 午前中は9時から教室で、今後の予定を確認したりお金の使い方を練習したりしました。また、CHIの地域責任者であるCathy Johnsonさんも来て話をしてくれました。もちろんこの間の説明や質問はすべて英語。生徒たちは時折コソコソっと自分たちで確認しつつ、ちゃんと英語で答えていました。

 12時半くらいからは車で移動し、Sunrise Mallというショッピングモールに行きました。そこでは先ほど習ったお金の使い方実践編として各々がショッピングを楽しみましたお土産を買ったり、自分の服を買ったり、アイスを食べたり…と、ほんの3時間ほどでしたが楽しんでくれたようでした(疲れて休憩用のベンチで寝てしまった人もいたようです)。

 夕方ファミリーが迎えに来てくれて一旦家に帰り、夜7時にWelcome Partyのために改めて学校に集合しました。生徒たちは“私たちが迎えてもらうParty”と聞いていたので、もちろんリラックスした様子で集まってくるのですが、Rayna先生に「皆の前で自己紹介とファミリーの紹介をするからね。」と教えられると、時差ボケが一気に吹き飛ぶかというくらいアタフタ。「英語で?英語でだよね?」と相当焦っていました。しかし一旦紹介が始まってしまうと持ち前の(?)度胸を見せた人がほとんどで、拙い英語ながらもしっかり紹介できました。余裕のある人はさらに一言付け加えていたので大きな拍手ももらっていました。緊張の瞬間が終わった後はみんなでデザートタイム。Baskin Robbins(31アイスクリームのことです)のバケツサイズからアイスを2スクープずつもらい、好きなトッピングをのせて頂きました。「アイスよりトッピングの方が多いんじゃ?」と思わせる程色々なものを乗せるファミリーを真似し、みんなアメリカ流のアイスの食べ方に満足した様子でした。最初の緊張も今はだいぶ薄れ、もうすでにファミリーの家を「うち」と言う生徒もいます。きっと、これからの毎日はより濃厚になっていくと私は確信しています。明日は州都のSacramentoに行きます。州議事堂や古い町並みの残るOld Sacramentoを訪れる予定です。それではまた次回のNewsletterで!