毎日の礼拝

毎日のお話

2014/07/14

小田中肇(教頭)

列王記上19章11~13節

『沙漠の修道院』という本の中で、修道院に入った理由を語る僧がいる。自分は逃亡者だが、天の故郷に帰ろうとする心があると言う。自分の弱さを知った者が、自分の存在の根拠や故郷を求めて、長い旅に出る事のように思えた。今日の聖書では、エリヤは恐れず国の権力者と戦ったが、仲間を失い希望をなくしていた。しかし、沈黙の中で神の声を聞き、生きる勇気を取り戻し、再び国に戻る。敬和は、自分探しの学校だ。礼拝や授業、様々な行事や部活動を通し、本来の自分と出会い、自分の存在の根拠を探し求める旅だ。