のぞみ寮通信

みぎわ館

2014/07/15

みぎわ館 第202号(7月10日)

コンポストで有機的な土になったお蔭で

害虫に負けない元気な野菜が育っているよ!!

 ブラッとみぎわの畑に寄ってくださった有田先生が、「なんか、ここの畑、めちゃ元気ですね。土の感じや、成長している植物がすんごい元気です。また、今度秘訣を教えてもらいに来ていいですかあ!?」と、コメントくださって・・・。 よしよし順調順調~。

 なるほど、改めて水まきをしてよ~く観察してみると、明らかにEMぼかしをして生ゴミを発酵させたモノを埋めている畑は、土がフカフカ気味。更にチャドクガも少ない、居ても一匹、二匹。でも、そうでない他の庭に水をやると、チャドクガが大量に大暴れして飛んでいるから、恐ろしい光景!因みに今、松浜全域に大発生のチャ毒ガ。小さいガですが、触れるとかぶれます。椿科の木に大量に身を寄せて発生するのです。7,8年ぶりに大量発生していると。要注意警報。

 「労作でも気をつけて畑に行ってね」と話をすると、「はい、大丈夫です。私、長いズボンに、長袖、帽子に、首にはタオルを巻いて万全ですから!」。で、試に尋ねてみました。「労作畑と、みぎわ館の畑、どっちが蛾、多い?」と。答えは「明らか、みぎわ館が少ない」と言うではありませんか。そう言えば、先日もお知らせしましたが、みぎわ館の畑のレタスには虫がついて無かった。労作畑のレタスは、虫三昧だったというから、EMぼかしで生ゴミ発酵させたモノを土に定期的に埋め込み、バッタ等の良性の虫たち、ミミズ君たちや、小鳥たちに毛虫やらを退治してもらいましょう。

 お知らせまでに・・・当初スタート仕立ての頃に埋め込んだ生ゴミや、腐葉土は、今ではフカフカな土になっていて、生ごみは跡形も無くなっています!(榎本)

 

 

 

ジェントルマンたちからの贈り物

 休日の午前中に水まきをし、草抜きをしていました。するとそこへ、設備の平松さんと、耐震工事の責任者の吉田さんが来て、「何だ、手作りスプリンクラーかい」。面倒くさがりの私が、ホースを巻いたそれにシャワーヘッドを置きっぱなしにして水を撒き、私は、側で草抜きをしていました。その様子を見た現場監督の吉田さんたちが笑いながら近寄って来られたのです。そして色々と話をしているうちに、「それならば」、と、「スプリンクラーを設置してあげるよ」と。

「有難や~!感謝感激!」。

 

 ご好意と言えば、10日ほど前に、主任の澤野先生が、「みぎわ館、庭づくり頑張っているね。庭に灯があればきっと、何かとお楽しみな企画もできるだろうから、外用のライト、買ってきてあげたよ」と、大きな街灯になる、ライトをくださいました。ありがとう!澤野先生!

 そして、この時も設備の平松さん登場です。平松さんにライト設置の相談させてもらったところ、「いつになるかわかんないけど、付けておいてあげるさ~」。と言いつつ、すぐに設置して下さいました。マッハな仕事人の平松さん。ありがとうございました!!

 みぎわ館の庭作りには、他にも男子寮の山崎先生、堀越先生たちにも土を耕したり、腐葉土を運んでもらったり、寮長先生と幸子夫人からは、堆肥作りに必要だと言う話したところ、米ぬか一俵を米屋さんに頼んで下さったりと、応援してくださいました!

 この様にみぎわ館の庭は陰ながら色んな方々からのお力添えによって、グンとバージョンアップ!しています。このご厚意を覚えつつ、いつか収穫感謝祭ができるといいですね~!!(榎本)

 

 

 

「これ、ししとうじゃあないよ 

T.Mさん・・・「先生~、ししとうが大きくなりすぎたんです~!」

私・・・「確かにししとうも植えたけど、これ明らか、ピーマンですから~!」。

と言う事で、まだ小ぶり(ししとうなら、丁度いい)な物や、適当な大きさになったピーマン10個程と、ビッグ茄を収穫し、テスト勉強の合間に「小料理屋さん」張りのお惣菜を3年生のS.Aさん味付けで「ご馳走様!」
 また、遠藤先生から聞いたのですが、2年生のT.Mさんが学校の労作畑から帰って来て、こんな話をしてくれたそうです。
T.Mさん・・・「畑って、やっぱ難しいね。クラスで育てているのはレタス、ハコマメ、キュウリ、トマト、ミニトマト、ズキーニ、パプリカ、ゴーヤ!」続けて、「将来さ~本気で畑やりたくなってくるよね~。」 近くにいたT.Aさんは「本当!でも、これってさ、敬和じゃなかったら思わなかったことなのかなあ・・・?」と二人で話ながらみぎわ館に帰って行ったそうです。 遠藤先生は、みぎわ館生の様子に感動しつつ、こんな感想を聞かせてくださいました。

遠藤先生・・・「やっぱり、畑とか、土いじりとかって、人の心を和ませながら鍛えてくれるんですね・・・
 余談ですが、電磁波からの影響が多い現代人が土いじりをする事で体に溜まった電気質を取り除くアースするのに一番いいのは、土いじりだそうですよ!(榎本)

 

 

 

 

 

礼拝の話

3年 F.M

 今日は、F.M流の親孝行の話をしたいと思います。私の家族は、父、母、7つ上の姉、4つ上の兄、2つ上の兄、私、猫のパピコです。4人も兄弟が居るので、親はもちろん共働きで、朝早くから、夜遅くまで仕事をしています。そんな親の苦労も知らず、小さい時の私は好き勝手して、活発に生活していました。その活発さが裏目に出て、怪我をすることは当たり前でした。その怪我が、擦り傷やあざ程度なら良かったのですが、足の親指を骨折、左手を大やけど、お尻の打撲、ヘルニア、ぎっくり腰、足首の靭帯を切る、頭をコンクリートにぶつけ4針縫う、下唇のかんつう、前歯を折る等、ありとあらゆる怪我をしてきました。兄妹の中で一番親に、心配と迷惑をかけてきました。そんな私は、ある日思いした。「よし、親孝行をしよう」しかし、親孝行の言葉を学んだばかりの私は何をすれば良いのか分かりませんでした。なので、姉に聞いて見ました。姉は「そんなの自分で調べて」と相手にしてくれませんでした。なので、上の兄に聞いて見ました。「ひとまず肩揉めば?」と返ってきました。下の兄にも聞いて見ました。兄は「ひとまずしゃべらないで静かにして休ませてやれば?」と言われました。色んな意見を聞いた私は行動を起こしてみました。まず、母の肩をマッサージしようと思ったので、母の肩をいきなり揉みました。すると、「私、肩凝らないから揉まなくていい」と言われました。私の母は肩がこらない神秘的な身体の持ち主でした。

ならば、と思い、次に父の所に行きました。すると、部屋の明かりを消し、優雅な音楽を流し、リラックスタイムの真っ最中でした。結局、私はその時何もできませんでした。私はしょうがないので、親に聞く事にしました。「親孝行をしたいんだけど、何をすればいい?」と聞くと、親は、「ケガをしないで、毎日外を元気に走り回ってれいばいい」、「ともかく子どもが元気で生きている。それだけで、親孝行だよ」

 私はその名言のような言葉を聞き感動しました。「ほー、子どもはただ居るだけで、、それ自体が親孝行なのか!」と私は嬉しくなりました。そして私は、今まで通り外で走り回り、一杯、一杯、笑い、元気に生活しました。

 はい、ここまで聞いてわかった方もいると思いますが、F.M流親孝行は、「元気に走り回る姿を親に見せる」です。もし、私のように親孝行とは何をすればいいのか悩んだ方は、F.M流親孝行を試してみて下さい。肩を揉んであげたり、家の掃除を手伝ったりする親孝行も勿論いいと思いますが、心から安心させてあげる行動をとる事も良いと思います。

 何だか、とてもまとまりのない文章ですが、まとめたいと思います。私がこの文章で伝えたいことは、人は何気なく日常を過ごしているだけで、誰かの笑顔や幸せ、安心をつくっているのです。

「もっと誰かの役に立ちたい!」「もっともっと頑張らないと!」と思っている方は沢山いると思いますが、一言言わせてください。

 「今のあなたで十分私は満足しています。あなたのささいな言葉、行動にどれだけの勇気を与えられたか分かりません。なので、お願いです。頑張り過ぎないで下さい。自分を責めたりしないでください。ありのままの自分を信じてあげて下さい。テスト勉強、無理し過ぎないでください。あなたは、生きているだけで、親孝行も友だち孝行もしています。

いつもありがとうございます。