のぞみ寮通信

めぐみ館

2014/07/10

めぐみ通信 (2014年7月7日)

ハッピーバースデー!!

 先日、6月30日は1年生のH.Yさんの誕生日でした!ちょうど用事があって会津から敬和にいらっしゃった彼女のご両親。なにやらYさんに大きな箱を渡しています。なんだろう・・・?と尋ねると、なんと、お母様が手作りのケーキを焼いてきて下さったのです!それもめぐみ館生全員分!!すごい!

 夜の自由時間にYさん含む1年生が事務室に「はやく食べたい!いいですか?」とうずうずやってきました。めぐみ館では時々、誰かが手作りのお菓子を作ってきてくれたり、ご家族からの館への差し入れを頂くことがあります。そんな時は、館内放送で「○○さんから~を頂きました。食べたい方は事務室までいらしてください。」というような呼びかけをしています。

 今回は、放送機の前でどう伝えようかと何回か練習した後、1年生がこんな放送をかけてくれました。「今日はH.Yさんの誕生日です。Yさんのお母さんの手作りケーキがあります。とっても美味しそうです。お祝いしたい人は事務室まで来て下さい!」・・・あれ!?練習していた文句と全然違う!お祝いしたい人って!と事務室にいたYさんや遠藤先生と笑いながらいると、上の階からドタドタドター!と降りてくる降りてくる(笑)あっという間に事務室がまんぱいに。みんなで「ハッピバースデートゥ―ユー♪」と楽しく歌って、「16歳の抱負は?」などと話しながら美味しく頂きました。1・2・3年生がこのように同じ空間にわいわいと集まって笑いあっている姿を見ていると、とても嬉しくなります。学年を越えた交流の機会を、これからも大切にしていきたいです。Hさん、ありがとうございました!(会田)

 

 

 

第二定期テスト

 フェスティバルや部屋替えが終わりほっとしたのもつかの間、またまたテストの時期がやってきました。毎回、「ギャー!もうテスト1週間前だ~!」と絶叫がどこからか聞こえて来てからのテスト期間突入となるのですが、今回は何だかとっても静かに、とってもスムーズにみんなの心がテストに向かっていったような気がします。

 めぐみ館は今、耐震工事の関係でめぐみホールが自由に使えません。礼拝も友愛館で行っているくらいですから。消灯後の勉強も、自室かラウンジで行っています。いつもよりずっと制限のある環境でのテスト勉強ですが、それでもみんなで場所を譲り合い、勉強に取り組む時間帯を考え、勉強の取り組みそのものを見直しているような雰囲気さえ漂っています。めぐみっ子の集中力は何だか今までよりもずっと高まっているように感じます。

 友愛館勉強をそっと覗いたある夜。問題を出し合っている人たちがいたり、勉強を教えに来てくださっている先生がいたり、遊んでいるわけではないのですが、何だか友愛館内はザワザワしていました。4館ののぞみ寮生(友愛館で勉強したい人だけですが)が集まってきているのですから、それも仕方ありません。共に教え合えるのも友愛館勉強のステキなところの一つでもあります。そんなざわつきの中、めぐみっ子たちが何をしているのか、近づいてみました。

 3人組で黙々と勉強に取り組んでいる人たちがいたり、山積みのノート・教科書と格闘している人が居がたり、近寄ってきた私に気付き「もうだめ~!」とひっくり返りそうになる人居たり、生物のノート作りに精を出す二人組が居たり、人とは離れて静かに(私の近づきにすら気づかず)一心不乱に取り組んでいる人が居たり…。本当に様々でした。でもどのめぐみっ子たちの顔も一生懸命で、それがとっても素敵でした。

 友愛館で勉強する理由は様々です。机が大きいから、ちょっとざわついてるくらいの方が集中できるから、教えてもらいたいから、くじけそうになった時、周りを見渡して「がんばろう!」と思えるから…と様々です。でもどの理由も素敵だなぁと思います。特に、自分が「あ~!もう勉強ヤダ~!」となった時、友愛館で勉強に取り組む他の人の姿が「私もやろう!」に繋がるのだというのが、なんともかわいく、これも寮のいいところの一つだなぁと思わされました。一人ではくじけてしまう事も、周りの人の姿を見て自分の気持ちを奮い立たせることが出来るのです。寮、ならではだと思います。

 また、「分からない~!」と嘆いていたら、先輩が「私それ得意だったから教えてあげようか?」なんて声を掛けてくれて、1時間も2時間も、自分の勉強はそっちのけで教えてくれたんだ…なんてエピソードもありました。その先輩の気持ちがあまりにも嬉しくて、苦手なはずのその教科が好きになりそうだ…なんて。。。かわいいですよね。

 こんな人との関わり、こんな心の関わり、それができるのはのぞみ寮だからです。「教えてあげようか?」と声を掛けられる先輩の偉大さと、その優しさに気付くことが出来る後輩の心、どっちも素晴らしいと思います。勉強も助け合って取り組むことが出来るのは、何事に対しても助け合って歩んでいるからなのでしょう。助け、助けられる喜びを毎日感じているめぐみっ子は、だから、キラキラしているのです。(森口)

 

 

 

 

テスト期間のお楽しみ・・・! 

 フェスティバル、部屋替えが終わり、ほっとしたのも束(つか)の間。第二定期テストが始まりました。今回は7月3日から8日までの4日間です。テスト1週間前からの6月26日から部活動が休みになり、一気に勉強モードに突入します。毎朝毎晩、早くから遅くまでよく集中力が続くなぁと、みんなの勉強する姿勢にはいつも感心させられるほどです。時々、もう少し体を休めながらやってね…と声掛けをすることすらあります。

 3年生にとっては成績が内申に反映される最後のテスト。気合の入り方も違います。少しでもみんなの勉強エネルギーになるように、と私たち寮務教師はこの期間、夜食に腕を奮います。中学時代や受験の時など、みなさんの思い出の夜食などはあるでしょうか?それぞれの館で出てくる夜食の種類や頻度は違いますが、私が来てからはめぐみ館ではおにぎりが定番になっています。テスト期間近くになると、「先生~、今度のおにぎりはカリカリ梅の混ぜご飯がいいなぁ。」「いや、シンプルに塩むすびだよ!」というような会話が繰り広げられています。遠藤先生からも今回は、新潟のソウルフードである「ぽっぽ焼き」風ホットケーキをふるまっていただき、テスト勉強の息抜きに来た子たちが準備を手伝ってくれました。「夜にこんな食べて太る~」と言いながらも笑顔でばくばく食べるめぐみのみんな。ぜひその気持ちを勉強へのパワーとして消化して、それぞれのテストでベストを尽くしてくださいね!がんばれー!(会田)